マネープランニング– money –

インフレの時代に突入し、預貯金をしているだけでは資産は減っていく状態になりました。余剰資金は年率3%以上の金融商品で運用していきましょう。

人生の計画図のことをライフプランと言いますが、その中でお金の計画のことをマネープランと言います。将来起こるライフイベントに備えて、いくら必要なのか、そのお金を準備するにはどうすればよいかを考えていくものです。

家計簿を付けている人は毎月の収支を理解していると思いますが、人生全体の収支を意識している人は多くありません。若いうちからマネープランニングしておくことで、豊かな人生を送り、後悔のない老後を迎えることができます。

キャッシュフロー表を作成することで、長期的な視点で自分の人生におけるお金の収支を確認することができます。テンプレートはネットで公開されていますし、知識がなくても作れるものなので、さっそく自分のライフプランを作ってみましょう。

ライフプラン・シミュレーション

EXCELを使って自分のライフプラン(キャッシュフロー表)を作成するのもよいですが、年齢や年収、家族構成などを入力して簡単にシミュレーション結果を調べられるサイトもあります。

全銀協のツール

きほんシミュレーションとくわしくシミュレーションの2つがあります。ライフプランをリアルにするために詳しい方でやってみてください。

日本FP協会のツール

年収や生活費、家賃、貯蓄、家族構成などを入力する簡易シミュレーションです。選択項目が少なくてすぐに結果がわかります。

りそな銀行のツール

子どもが通う学校の公立・私立が選べたり、生活スタイル、ライフイベントの予定や金額も設定できます。選択方式でわかりやすいです。

年代別のマネープラン

20代20代で将来のライフプランを作成する人は少ないと思います。20代のうちから老後のことを考える必要はありません。人生を豊かにするためにお金と時間を使い、収入を増やすために自己投資しましょう。
30代結婚したり子どもができたりするタイミングでライフプランを作成する人が多いです。人生で叶えたい夢や目標を明確にして、そのために必要なスキルを身につけたり、達成するために必要になるお金を貯める時期です。
40代40代は現実を受け止める時期です。今の自分にできることが自分の能力です。その上で、夢や妄想ではない現実的な理想の生活を考えていきましょう。まだ老後資金を貯め始めていない人は、積立投資を始めましょう。リスクを取った資産運用ができるラストチャンスでもあります。
50代50代はリアルに老後がイメージできるようになる時期です。子どもが独立して夫婦だけの生活になったり、独身の人はマイホームを買うときかもしれません。この段階で老後の準備ができていない人は焦らないといけません。
60代60代は収入が一気に減る時期です。ここから先はお金を増やすことよりも減らさないことを心がけてください。すでにNISAで積立投資している人はそのまま続けてください。この歳から新たに資産運用を始めるのは正直おすすめしません。数千万円以上の資産があるならNISAで運用してもよいですが、そうでないなら資産運用はやめた方がよいかもしれません。貰える年金額と貯金額(退職金)をもとに、これからの20~30年のライフプランを立てて、毎月どれくらい使えるかを計算してください。

NISAとiDeCoで老後資金を貯める

老後資金を貯めたいときに真っ先に活用したいのがNISAです。全世界株式(オルカン)やS&P500などで、20年以上運用すれば大きなリターンが期待できます。

老後資金のシミュレーション

老後資金を貯めるための金融商品はいくつかあります。定期預金や国債などの元本保証のものにするか、NISAやiDeCoなどの税制優遇が受けられるものがおすすめです。積立投資や資産運用の結果が簡単に計算できるシミュレーションツールを作りました。

公的年金シミュレーション

年収や厚生年金保険の加入期間をもとに65歳以降に受け取る年金の受給額が計算できます。国民年金にも対応しています。

積立投資シミュレーション

NISAやiDeCoなどの積立投資の運用結果が計算できます。老後資金の準備として20年~30年前から積み立ていくのがよいでしょう。

資産運用シミュレーション

まとまった資金のある人が株や投資信託などに投資したときの運用結果が計算できます。積立投資と併用して資産運用していきましょう。

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