資産運用の利回り計算シミュレーション!オルカン360万円一括投資の利益

株式投資や投資信託で、年率7%の利回りで10年間運用すると資産が2倍になります。
作成者:竹内潤平

運用資金、目標金額、運用期間を入力して目標利回りが計算できるツールです。1年複利で計算しています。

運用資金、利回り、運用期間から運用結果を計算したり、目標金額を入力して、それを達成するための必要資金を計算することもできます。

※計算結果は小数点以下を四捨五入しています。
※年一回の複利計算をしています。

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本計算ツールは、簡易的な方法で算出しているため正確な金額ではありません。
本計算ツールを利用した結果により生じた損害、損失、不利益等に対し、当社はいかなる責任も負いません。
正確な金額については、日本年金機構、税務署、全国健康保険協会、税理士、社会保険労務士、公認会計士、弁護士などにご相談ください。

目次

オルカン一括投資と積立投資のリターン

オルカンに一括投資したいときは、年360万円以下はNISA口座で購入し、360万円超は特定口座で購入することになります。

NISAは最大1,800万円まで投資することができ、年間の上限額は360万円です。360万円までなら一括投資でオルカンを購入することもできます。

NISAでオルカンに一括投資したい人は、成長投資枠で240万円を一括購入して、つみたて投資枠で月100円の積立設定をして、ボーナス設定で1,198,800円購入すると、ほぼ360万円を一括投資することができます。

一括投資のリターン

一括投資して年率5%で運用した場合の運用額は以下のようになります。

スクロールできます
投資額5年後10年後20年後30年後
300万円382万円
(366)
489万円
(450)
796万円
(695)
1,297万円
(1,094)
360万円459万円
(432)
586万円
(540)
955万円
(834)
1,556万円
(1,313)
500万円638万円
(610)
814万円
(751)
1,327万円
(1,159)
2,161万円
(1,824)
1,000万円1,276万円
(1,220)
1,629万円
(1,501)
2,653万円
(2,317)
4,322万円
(3,647)
1,500万円1,914万円
(1,830)
2,443万円
(2,252)
3,980万円
(3,476)
6,483万円
(5,471)
1,800万円2,297万円
(2,196)
2,932万円
(2,702)
4,776万円
(4,171)
7,779万円
(6,565)
2,000万円2,553万円
(2,440)
3,258万円
(3,002)
5,307万円
(4,635)
8,644万円
(7,294)

特定口座は売却時に20.315%の税金がかかるので、カッコ内に税引き後の金額を入れておきました。

360万円を超える額を一括投資したいときは、特定口座で購入することになります。全てを特定口座で購入してもよいですが、360万円まではNISAで購入して、それ以上の部分を特定口座で購入する方がリターンは高くなります。

特定口座でオルカンを買う場合は、投資信託でeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)を購入したり、ETFでMAXIS 全世界株式(オール・カントリー)上場投信【2559】を購入します。

積立投資のリターン

NISA口座で年率5%で積み立てたときの運用結果は以下のようになります。

投資額10年20年30年
月1万円155万円411万円832万円
月2万円310万円822万円1,665万円
月3万円466万円1,233万円2,497万円
月4万円621万円1,644万円3,329万円
月5万円776万円2,055万円4,161万円
月10万円1,553万円3,412万円5,557万円
月15万円2,329万円3,794万円6,180万円
月20万円2,461万円4,010万円6,532万円
月25万円2,545万円4,146万円6,753万円
月30万円2,604万円4,241万円6,908万円

月30万円積み立てると5年で上限額の1,800万円になります。

年始に360万円一括投資する場合、年始の株価が安ければ月30万円積み立てるよりもリターンは高くなります。逆に株価が高いときに一括投資するとリターンは低くなります。

ただし、5年でNISAの上限額に達するのはどちらも同じで、投資期間が20年、30年と長くなるのであれば年始360万円の一括投資でも、月30万円の積立投資でもリターンに大きな差は出ません。

オルカンやS&P500などの外国株は、為替相場の影響を受けるため円安のときに一括投資するのはリスクが大きいです。

積立投資よりも一括投資の方がリターンは大きくなりますが、一括投資で大きな損失が出たときに投資を続けるのは難しいので、一般的には積み立ての方がおすすめです。

資産運用で目標にする利回りは何%が現実的か

一般的な人が目指すべき利回りは年10%以下が現実的です。毎年10%のリターンだったとしても10年後には資金は2.5倍に増やせます。

資産運用するときに、株式投資、投資信託、FX、暗号資産などいろいろな金融商品があります。リスクの高い商品は、短期間に資金が何倍にもなることがありますが、逆に大損する可能性もあります。

数十年間の生涯において、毎年100%(2倍)以上の運用利回りを達成することは不可能です。年率100%の利回りを10年続けると資金は100倍に増えます。

投資の神様と呼ばれるウォーレン・バフェットでさえ、生涯利回りは20%ほどと言われています。年率20%の利回りを4年続けると資金は2倍に増えます。20%を50年続けると資金は9,000倍になります。

1年や2年の成績が良かったとしてもそれを継続することは難しいです。また、資金が大きくなると購入できる銘柄が制限されるため、パフォーマンスは出にくくなります。100万円を150万円にするのと、100億円を150億円にするのとでは難易度が全然違います。

投資信託の利回りは、平均すると年5~10%ほどと言われています。リスクを減らして分散投資する場合、パフォーマンスは上がりません。しかし、大損することも少ないので資金を守ることができます。

100万円投資するときのリターン

スクロールできます
5年後10年後
元本1,000,000円1,000,000円
1%1,051,010円1,104,622円
2%1,104,081円1,218,994円
3%1,159,274円1,343,916円
4%1,216,653円1,480,244円
5%1,276,282円1,628,895円
10%1,610,510円2,593,742円
20%2,488,320円6,191,736円
30%3,712,930円13,785,849円
40%5,378,240円28,925,465円
50%7,593,750円57,665,039円
100%32,000,000円1,024,000,000円

※税金は考慮していません。

100万円ぐらいの資金で投資を始めるのがおすすめです。100万円あれば分散投資もできます。

個別株の長期投資で考えているならNISAの成長投資枠で買うのがよいかもしれません。損失が出たときに損益通算できませんが、利益に対して税金がかかりません。

200万円投資するときのリターン

スクロールできます
5年後10年後
元本2,000,000円2,000,000円
1%2,102,020円2,209,244円
2%2,208,162円2,437,989円
3%2,318,548円2,687,833円
4%2,433,306円2,960,489円
5%2,552,563円3,257,789円
10%3,221,020円5,187,485円
20%4,976,640円12,383,473円
30%7,425,860円27,571,698円
40%10,756,480円57,850,931円
50%15,187,500円115,330,078円
100%64,000,000円2,048,000,000円

※税金は考慮していません。

200万円の資金が用意できるなら、インデックスに100万円、個別株に100万というように分けて購入してもよいでしょう。

300万円投資するときのリターン

スクロールできます
5年後10年後
元本3,000,000円3,000,000円
1%3,153,030円3,313,866円
2%3,312,242円3,656,983円
3%3,477,822円4,031,749円
4%3,649,959円4,440,733円
5%3,828,845円4,886,684円
10%4,831,530円7,781,227円
20%7,464,960円18,575,209円
30%11,138,790円41,357,548円
40%16,134,720円86,776,396円
50%22,781,250円172,995,117円
100%96,000,000円3,072,000,000円

※税金は考慮していません。

300万円で始める場合、5年連続で100%を達成すると資金が1億円近くになります。300万円を5年以内に1億円にする人は実際にいます。

ただし、毎年100%を5年間続ける形ではなく、調子が良いときに1年で300%や400%のパフォーマンスを出すケースが多いです。

バブルで増やしてショックで減らさない

投資で億単位の資産を築く人はたくさんいますが、億単位のお金を全て失う人も珍しくありません。短期間に大きな利益を上げるやり方は短期間に大損することもあります。

1つの銘柄に集中投資したり、レバレッジをかけてやる場合、予想が当たれば資金が10倍や100倍になることもあります。しかし、予想が外れたときに全てを失う危険性もあります。こういうやり方を続けていると、最後は資金を失います。

2023年や2024年のように市場全体が上げているようなときは、誰でも勝てる相場なので勝つのは難しくありません。インデックスや大型株を買っても高いパフォーマンスになります。

誰でも勝てるようなバブルのときに大きく勝って、リーマンショックやコロナショックなどの◯◯ショックのときに大きく減らさないことが大切です。大きく下げているときに勝つのは難しいので、どれだけ減らさずに耐えられるかがポイントになります。

日経平均225とS&P500の過去40年間のリターン

プロが運用するアクティブファンドがインデックスファンドに勝てないように、素人が選んだ銘柄でインデックス(指数)に勝つのは難しいです。

代表的な指数である日経平均225と、アメリカのS&P500の過去40年間の年率は以下のとおりです。

日経225S&P500
2023+28.2%+24.2%
2022-9.4%-18.1%
2021+4.9%+28.7%
2020+16.0%+18.4%
2019+18.2%+31.5%
2018-12.1%-4.4%
2017+19.1%+21.8%
2016+0.4%+12.0%
2015+9.1%+14.0%
2014+7.1%+13.7%
2013+56.7%+32.4%
2012+22.9%+16.0%
2011-17.3%+2.1%
2010-3.0%+15.1%
2009+19.0%+26.5%
2008-42.1%-37.0%
2007-11.1%+5.5%
2006+6.9%+15.8%
2005+40.2%+4.9%
2004+7.6%+10.9%
2003+24.5%+28.7%
2002-18.6%-22.1%
2001-23.5%-11.9%
2000-27.2%-9.1%
1999+36.8%+21.0%
1998-9.3%+28.6%
1997-21.2%+33.4%
1996-2.6%+23.0%
1995+0.7%+37.6%
1994+13.2%+1.3%
1993+2.9%+10.1%
1992-26.4%+7.6%
1991-3.6%+30.5%
1990-38.7%-3.1%
1989+29.0%+31.7%
1988+39.9%+16.6%
1987+15.3%+5.1%
1986+42.6%+18.6%
1985+13.6%+31.6%
1984+16.7%+6.1%
1983+23.4%+22.4%
1982+4.4%+21.4%
1981+7.9%-5.0%
1980+8.3%+32.3%

リーマンショック後の2010年以降はプラスの年が多いですが、1990年~2008年の期間で見るとS&P500のリターンもよくありません。

日経平均S&P500
1980~2023+6.12%+13.42%
2010~2023+10.06%+14.81%
2000~2008-4.81%-1.59%

1980年~2023年の期間では、日経平均は年率6.12%、S&P500は年率13.42%です。とても成績がよいと思います。

2010年~2023年は相場環境が良かったですが、この期間は日経平均も10%超えるリターンになっています。S&P500は40年分のデータとさほど変わらない数字になります。

2000~2008は最も数字が悪くなる期間を切り取ったものです。日本もアメリカも9年間の平均利回りがマイナスになっています。

S&P500は成績が良くなるように銘柄を入れ替えています。それでも10年ほどの短い期間で見るとマイナスになることもあります。

株式会社アルビノ代表取締役。ファイナンシャルプランナー。埼玉県飯能市出身、1978年12月25日生。趣味は登山。Webライター歴23年。 個人で自動車ローンや住宅ローンを利用したことがあり、起業してからは法人で銀行融資や日本政策金融公庫の一般貸付、マル経融資でお金を借りた経験があります。 株式投資歴は20年以上で、現在は個別株投資やベンチャー投資をしつつ、NISAつみたて投資枠でオルカン、S&P500、日経225に投資しています。 FP技能士、宅地建物取引士、日商簿記検定、証券外務員の資格を保有。
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