目的別ローンの種類と選び方

銀行のローン商品はたくさんありますが、お金の使い道によって選ぶローンが変わります。

資金使途 融資の種類
使い道限定 住宅ローン、自動車ローン、教育ローンなど
使い道自由 フリーローン(多目的ローン)、カードローン
事業資金 ビジネスローン、銀行融資

住宅ローンや教育ローンのように使い道が限定された商品を目的別ローンと呼びます。使い道自由の融資よりも限定される融資の方が、審査は厳しくなりますが低金利で借りられます。

生活費に使いたいならカードローンがありますし、事業資金に使いたいならビジネスローンがあります。銀行のフリーローンやカードローンは事業資金に使うことはできません。

自分の資金使途にあったローンを選ぶことで、低金利で借りられる可能性があります。

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目的別ローンの種類

ローンの種類 使い道
住宅ローン 新築や中古住宅の購入、建て替えの費用
リフォームローン 住宅リフォームの費用
マイカーローン 新車、中古車の購入費用
教育ローン 小学校~大学へ通うための教育費
ブライダルローン 結婚式や披露宴の費用
ソーラーローン 太陽光発電にかかる費用
トラベルローン 国内、海外旅行の費用
運転免許ローン 運転免許取得、合宿免許の費用
デンタルローン インプラントや歯列矯正などの費用
葬儀ローン 通夜葬儀、墓石などの費用
フリーローン 使い道が限定されない多目的ローン
国の融資 生活費、教育費など

トラベルローンなら旅行会社や、旅行会社を介して信販会社、美容ローンならクリニックを介して信販会社など、その商品を扱う会社がローンを行っていることもあります。

使い道が限定されているローンは、金利が低く設定されている事が多いですが、審査は厳しくなります。

国も融資をしています。国の教育ローンが有名ですが、年金受給者向け融資やシングルマザー向けの母子福祉資金などがあります。

マイホームを買うときの住宅ローン

住宅ローンは銀行よりも信用金庫の方が低金利になることも多いです。居住用の住宅ならフラット35が最も低金利で借りられるはずです。

固定金利よりも変動金利の方が、金利が低い設定になっていますが、日本の景気が良くなれば変動金利は上がっていきます。

銀行 種類 金利
住信SBIネット銀行 変動 0.44%
固定 1.20%
auじぶん銀行 変動 0.389%
固定 1.780%
ソニー銀行 変動 0.457%
固定 0.650%
りそな銀行 変動 0.470%
固定 0.645%
イオン銀行 変動 0.520%
固定 1.30%

銀行の住宅ローンを低金利で借りたいのならネット銀行がおすすめです。三菱UFJ銀行やみずほ銀行よりも低い金利で借りられる可能性があります。

ネット銀行の住宅ローンはネットから申込みできるのでお手軽です。

住宅ローンでお金を借りる条件

各銀行ごとに借入条件が異なりますが、例として住信SBIネット銀行の住宅ローンの借入条件を載せておきます。

  1. 仮審査申込時、満20歳以上、借入時満65歳以下、最終返済時満80歳未満であること
  2. 安定かつ継続した収入があること
  3. 三井住友信託銀行指定の団体信用生命保険に加入が認められること
  4. 国内にお住まいのお客さま

安定継続した収入というのは漠然としていますが、非正規雇用や自営業でも勤続年数が長ければ問題ありません。

借りるローン金額によっても求められる年収が変わりますが、年収300万円以下でも審査に通る可能性はあります。

車を買う時の自動車ローン

家を買う時には住宅ローン、車を買う時にはマイカーローンを利用しますが、マイカーローンの種類は大きく分けて販売店のディーラーローンと銀行のマイカーローンがあります。

販売店を利用する場合、信販系のローンになります。手続きが楽で審査が早いのが特徴ですが、金利が高くなる可能性があります。

金利で選ぶなら銀行の方が低くなる可能性が高いですが、審査に時間がかかる事が多く、手続きも別途自分でやらなければなりません。

ディーラーローンは、トヨタファイナンスやホンダファイナンスなどの自動車メーカーのグループ会社が運営するクレジットを利用します。銀行ローンは、各銀行が車を購入する人向けに提供しているローンです。

ディーラーローンは金利が4%ほど、銀行ローンは金利が3%ほどになっていることが多いです。ディーラーローンの方が金利は低いと思っている人も多いですが、銀行ローンの方が低くなる場合もあります。

銀行のマイカーローンで借りる

銀行のマイカーローンは、主にディーラーローンの審査に落ちた人が利用しています。

しかし、ディーラーローンよりも銀行のマイカーローンの方が、金利が低くなる場合も多いです。

金融機関 金利 最大融資額
三菱UFJ銀行 年1.50~2.45% 1,000万円
三井住友銀行 年4.475% 300万円
りそな銀行 年1.900~4.475% 1,000万円
イオン銀行 年3.8~8.8% 700万円
住信SBIネット銀行 年1.775~3.975% 1,000万円
横浜銀行 年0.9~2.4% 1,000万円
千葉銀行 年0.85~2.75% 1,000万円
東京スター銀行 年1.5~3.8% 500万円
JAバンク 各JAによる 1,000万円
ろうきん 年2.4~3.9% 1,000万円
損保ジャパン 年1.90~3.95% 1,000万円

※横浜銀行マイカーローンは神奈川県、東京都(一部地域を除く)、群馬県(前橋市、高崎市、桐生市、みどり市)に住んでいる方または勤めている方が利用できます。
※千葉銀行マイカーローンは、千葉県、東京都、埼玉県、茨城県、神奈川県(横浜市、川崎市)に住んでいる方または勤めている方が利用できます。

新車購入時の銀行のマイカーローン金利です。

住宅ローンを併用していると金利マイナス1%などの優遇が受けられる銀行も多いです。

銀行のマイカーローンも固定と変動がありますが、必ずしも変動の方が金利が低くなるわけではありません。

ディーラーローンは、新車で2~5%、中古で5~8%ほどです。まずは車を購入した販売店でローン審査を受けてみて、金利が高いようなら銀行のマイカーローンに申し込む形でもよいと思います。

マイカーローンでお金を借りる条件

各銀行ごとに借入条件が異なりますが、例として損保ジャパンのマイカーローンの借入条件を載せておきます。

損保ジャパンは銀行ではなく損害保険会社ですが、低金利のマイカーローンが人気です。

  1. マイカーローンお申込時満20歳以上、満60歳以下のお客さま
  2. 前年の税込み年収280万円以上のお客さま(事業収入の場合は、”事業所得”金額にて年収をご申告ください。)
  3. 定職・定収入のあるお客さま
  4. 普通車・軽自動車/バイクの購入資金

年収条件がありますが、雇用形態は正社員以外でも大丈夫です。固定金利で年1.90~2.95%で借りられればかなりお得だと思います。

車を買う時にカードローンを利用

ディーラーローンと銀行ローンのどちらも審査に通らない時にカードローンでお金を用意する人もいます。

当サイトからカードローンをお申込み頂く方の中にも車の購入に使うケースは多いようです。

頭金があればローンに通る場合も多いので、頭金をカードローンで借りて残りを自動車ローンで借りることもできます。

銀行カードローンなら契約時に100万円以上の限度額になることもありますし、限度額が300万円以上になれば金利は一桁になります。

あくまでディーラーローンや銀行のマイカーローンの審査に通らない人が対象ですが、カードローンを利用してもよいと思います。

カードローンなら簡単に繰上げ返済することもできるので、お金に余裕がある時は多めに返して、早く返済を終わらせましょう。

子どもの教育資金を借りる教育ローン

国の教育ローンと呼ばれているのが日本政策金融公庫の教育一般貸付で、日本学生支援機構の奨学金と併用することもできます。

銀行や信用金庫の教育ローンは金利が高めですが、国の教育ローンが利用できない人が利用するケースが多いです。

銀行 融資時間 金利
三井住友銀行 最短即日 年3.475%
楽天銀行 最短2営業日 年3.237%
みずほ銀行 最短4営業日 年3.475%
りそな銀行 最短1週間 年4.475%
横浜銀行 最短1週間 年0.9~2.9%
三菱UFJ銀行 最短9日 年3.975%
イオン銀行 最短2週間 年2.80~3.80%
JAバンク 最短2週間 年1.50~2.50%
日本政策金融公庫 最短3週間 年1.95%
千葉銀行 - 年1.30~2.60%

※JAバンクの教育ローンの金利は、利用するJAによっても変わる可能性があります。

信用金庫の教育ローンも2%を切るものがあります。教育ローンは、都市銀行よりも地方銀行や信用金庫がおすすめです。

教育ローンでお金を借りる条件

各銀行ごとに借入条件が異なりますが、例としてJAバンクの教育ローンの借入条件を載せておきます。

  1. 借入時年齢:20歳以上
  2. 最終償還時年齢:71歳未満
  3. 前年税込年収:200万円以上
  4. 教育施設に就学予定または就学中のご子弟のいる方
  5. 勤続年数:1年以上

年収条件がありますが200万円以上なので、条件は厳しくありません。

しかし、年収200万円では審査に通るのが難しいでしょう。審査に通っても借りられる金額が低くなります。

結婚式の費用を借りるブライダルローン

男女ともに初婚年齢が30歳を超えて、生涯結婚しない人も増えていますが、逆に若くして結婚して、結婚式の費用に困るカップルも多いようです。

不景気が続いたことで、サラリーマンの給料は低迷していますが、結婚式の費用は下がっていません。親御さんが負担するのが当たり前になっているようですが、結婚式の費用まで親に出してもらうのはいかがなものでしょうか。

ローンを組んでまで結婚式を挙げることに抵抗を感じる人も多いかもしれませんが、銀行のブライダルローン利用者は増えています。

ブライダルローン

融資元 ローン名 金利 融資額
楽天銀行 目的別ローン
ブライダル
7.0%~ 300万円まで
千葉銀行 ブライダルローン 5.0%~ 500万円まで
山形銀行 フリーローン
自由コース
3.9%~ 300万円まで
常陽銀行 ブライダルローン 3.975~ 500万円まで
アプラス ブライダルプラン 7.20%~ 300万円まで

※アプラスはSBI新生銀行グループの信販会社で、ローンや分割払いで有名な会社です。

銀行によっては、ブライダルローンを用意してなくて、フリーローンで対応している所も多いですが、使用用途を結婚に限定したブライダルローンも多いです。

結婚式費用の全額をローンで賄う人は少ないと思いますが、100~200万円の借り入れは珍しくありません。

結婚式にかかる費用

内容 費用
挙式料 25.3万円
料理・飲物 124.2万円
新婦の衣裳 45.4万円
新郎の衣裳 15.8万円
引出物・引菓子・プチギフト 35.1万円
ブーケ 4.8万円
装花 17.5万円
スタジオ別撮り撮影 14.5万円
スナップ写真撮影 22.0万円
ビデオ撮影 17.4万円
映像演出 7.0万円
司会 6.4万円
ブライダルエステ 8.8万円
合計 343.8万円

※ゼクシィ「父親・母親も知っておきたい「今どきの結婚費用相場」

地域による差はありますが、結婚+新婚旅行で400万円ほどかかります。

さらに、結納や両家顔合わせの食事会、婚約指輪、結婚指輪などで100万円近い金額がかかってくるので、結婚で500万円ほどの費用が必要になります。

実際には、もっと少ない額で収めている人が多いですが、しっかりやろうとするとビックリするような金額になります。

ご祝儀は総額でいくらもらえる?

結婚式の場合、出席者のご祝儀があるので、全額を自分たちで負担するわけではありません。先に用意しておく必要はありますが、ご祝儀で戻ってくる分があります。

ご祝儀の額は、誰を呼ぶか、何人呼ぶかによって変わってきますが、150~300万円の受け取りになるケースが多いようです。

二人の貯金、親からの援助、ご祝儀を足して、結婚式や新婚旅行、結婚生活にあてるのが一般的です。

葬儀費用のための葬式ローン

一般的な葬儀・葬式を行わない人も増えていますが、やるとしてもあまりお金をかけずに質素に行うケースが増えているようです。

ただ、葬儀、墓石、仏壇などを考えると数十万~数百万円の費用になります。既に墓石や仏壇がある場合は良いのですが、次男、三男などで、自分で用意しなければいけない人も出てきます。

自分でお金を用意できれば良いですが、難しい場合には、銀行などのローンが便利です。

葬儀ローン

オリコやジャックスなどの信販会社が葬儀ローンを取り扱っていますが、葬儀ローンは利用する葬儀会社を経由して申し込みます。

融資元 ローン名 金利 融資額
葬儀のむすびす ジャックス 審査で決定
平安祭典 オリコ 7.2%
安心葬祭 オリコ 7.2%
家族葬ファミーユ オリコ 審査で決定
島田屋本店行 ジャックス 8.5%

いずれの場合も、申込から融資まで最短で2日ほど、長くても1週間ほどです。亡くなってから融資を受けても、葬儀屋への支払いには何とか間に合うと思いますが、事前に相談しておくのが良いかもしれません。

葬儀にかかる費用

内容 費用
葬儀費用 10~120万円
飲食費用 45万円
寺院の費用 50万円
合計 215万円

葬儀にかかる費用の目安はこのようになっています。直葬のみなら10万円からできるところもあります。墓石代は100~200万円ぐらいが相場です。

葬儀費用については、葬儀会社や寺院による違いが大きいです。棺桶のグレードや戒名などによって大きく値段が変わります。

家族葬・一日葬・直葬

最近、人気があるのが「家族葬」です。家族葬とは、家族や親戚、親しい友人のみで行う葬儀のことです。

通夜、葬儀、火葬を行いますが、火葬後の食事会などは省略します。

費用は50万円前後が一般的で、手間などを考えて家族葬プランを選ぶ人も増えているようです。

通夜を行わずに、葬儀と火葬を1日で終わらせるのが、「一日葬」です。

一日葬は、費用をかけずに家族、親戚だけで行う小さな葬儀のことです。費用は30万円以下が多いです。

参列者も10~20人程度で、親戚の中でも親しい間柄の人にだけ声をかけるような形になります。

また、葬式を行わずに火葬するだけの「直葬」という方式もあります。家族のみで火葬を行います。

費用は20万円以下に抑えられるので、とにかく費用を抑えたい人は、直葬を選ぶようです。

太陽光発電の為のソーラーローン

東日本大震災の原発問題以降、太陽光発電に対する需要が高まっています。ソーラーは、エコ+個人が電気を作れるということで、人気になっています。

余った電気は売ることができるので、電気代がかからない上に、収入を得ることができます。

事業として太陽光発電を始める企業も増えており、土地を買い、そこにソーラーパネルを設置して、電気を作り買い取ってもらいます。

ただ、普通の家庭では、誰でも簡単に始められるものではなく、一戸建て住宅に住んでいないと設置が難しいです。

ソーラーローンの例

まとまったお金が用意できない人のために、銀行などがソーラーローンを実施しています。

特別に金利が安いというわけではありませんが、使用用途が限られているので、審査は通りやすいと言われています。

銀行 ソーラーローン名 金利 返済期間
イオン銀行 ソーラーローン 2.50% 15年
横浜銀行 ソーラーローン 2.7% 10年
三菱UFJ銀行 リフォームローン 2.875% 10年
ジャックス ソーラーローン 2.70% 15年

フリーローンで借りても金利は変わらないと思うので、普段利用している銀行にソーラーローンが無かったら、フリーローンで申し込んでもよいと思います。

太陽光発電の設置にかかる費用

一般的な家庭に設置する「太陽光発電システム」にかかる費用の例をご紹介します。

平成25年の新築に設置する場合の平均価格は、38万5000円となっています。 1kWあたり38万5000円とすると、容量4kWの太陽光発電システムを設置して、約150万円かかる計算になります。

具体的な費用は以下のようになります。

工事内容 費用
太陽電池モジュール×20枚 140万円
パワーコンディショナー 23万円
発電モニター 5万円
リモコン・ケーブル・その他 2万円
設置架台 12万円
架台工事費 8万円
太陽電池モジュール設置工事費 16万円
電気配線工事費 12万円
値引き -68万円
合計 150万円

補助金がありますが、これぐらいの費用は覚悟しておいたほうが良いでしょう。

たとえば、毎月1万円かかっていた電気代がゼロになり、月の収入が5千円だとすると、毎月1.5万円のプラスになります。

電気の買い取り価格は変動しますが、10~15年で費用を回収できることになります。ただ、実際に10年、15年と運用していくと、故障や修理などのメンテナンスが必要になるとされています。

トラベルローンの金利や融資額

JTBやHISなどの旅行会社の費用はローンで支払えます。銀行にもトラベルローンや目的別ローンがあります。

海外旅行へ行く時にローンでお金を借りることは珍しくありません。海外旅行者向けのトラベルローンは、旅行会社や銀行が提供しています。

他のローンと比べると利用者は少ないかもしれませんが、トラベルローンや旅行ローンでは旅行する時の費用を貸してもらうこともできます。

日本国内の旅行なら、1人数万円もあれば足りると思いますが、海外旅行となると数十万円の料金になることも珍しくありません。家族なら人数が増えればそれだけ費用もかさみます。

借金してまで旅行に行く必要があるのかという意見もあるかもしれませんが、その歳で行ける旅行はその時だけなので、卒業やお祝いなどのタイミングで旅行に行くのもよいと思います。

トラベルローンは審査を受けて融資してもらいますが、1回の申込みで1度の融資になります。

銀行では、旅行専用のローンを用意していなくても、フリーローン(多目的ローン)で代用できます。

あまり数は多くありませんが、旅行会社や銀行のトラベルローンの一例をご紹介します。

融資元 ローン名 金利 融資額
JTB トラベルローン 11.9% 3万円以上で旅行の範囲内
HIS トラベルローン 9.87~12.14% 1回の旅行代金
近畿日本
ツーリスト
トラベルローン 4万円以上で旅行の範囲内
IACE トラベルローン 15.84~18.00% 200万円まで
楽天銀行 目的別ローン
トラベル
11.5% 100万円まで
千葉銀行 トラベルローン 5~5.20% 500万円まで
東北銀行 トラベルローン 4.6~5.6% 100万円まで

HISのトラベルローンは、旅行代金の分割払いで、支払回数によって金利が変わります。また、学生優遇金利も用意されています。

IACEのトラベルローンも旅行代金の分割払いで、支払回数は最大36回です。

銀行は、融資額に限度額が設けられている事が多く、旅行会社は1回の旅行代金までとなっている事が多いです。

金利は様々ですが、キャッシングやカードローンで少額融資を受ける時と比べればだいぶ低くなります。

銀行のトラベルローンなら圧倒的に低金利で借りることができます。

たとえば、20万円を年利10%で借りる場合、1年間で金利が2万円です。借入期間が短くなるほど金利も安くなります。

海外旅行にかかる費用の平均額

海外旅行は、どこへ行くか、どの旅行会社を使うか、為替相場などによって大きく変わりますが、日本旅行業協会のサイトで、海外旅行費用の平均額が紹介されていました。

※日本旅行業協会「海外旅行費用の推移」

あくまで平均額ですが、1回の海外旅行で総額25.8万円ほどの費用がかかっています。

2011年頃までは、極端な円高だったので、旅行費を安くあげて現地の買い物費用にお金を使う傾向がありました。

2013年以降は、アベノミクス効果で円安になっているので、旅行参加費が上がっており、現地の買い物費用を抑える傾向にあります。

平均費用というのは実際には目安にもならないかもしれません。韓国やグアムなどの近場なら10万円以内に収めることもできます。

歯科治療のデンタルローン

歯のインプラント治療や、歯科矯正治療は、高額な費用になるので、ローンで支払う人も多いです。

最近は、歯を白くするホワイトニングや、オールセラミックなどの審美歯科を行う人も増えています。

歯の治療には健康保険が使えますが、インプラントや歯列矯正など、特殊な治療は健康保険が使えません。

デンタルローンの例

融資元 ローン名 金利 融資額
スルガ銀行 デンタルローン 3.5%~ 500万円まで
千葉銀行 デンタルローン 5.00%~ 500万円まで
オリコ デンタルクレジット 500万円まで

デンタルローンを行っている金融機関は少ないですが、フリーローン(多目的ローン)で借りて、歯の治療費に充てる人が多いのかもしれません。

数十万円ぐらいなら、キャッシングやカードローンで借りる人も多いです。消費者金融で借りても銀行で借りても大きな差はありません。

オリコのデンタルクレジットは、歯科医院で申し込み用のパンフレットを受け取り、クリニック番号を入力して申し込みます。

インプラント治療とは

芸能人が歯をきれいにするために実施する事が多いインプラント治療ですが、一般の人も受ける人が増えています。

インプラント治療とは、ネジを骨に埋めて、人工の歯を装着することです。

費用は、フィクスチャー1本当たり、約10~30万円、人工歯1つ当たり約5~20万円となっています。1本あたり35~45万円位の金額になります。

芸能人のように、全ての歯をインプラントにすると、500万円以上の費用になりますね。

ちなみに、バナナマンの日村さんは歯の治療費に500万円使ったと言っていました。

歯科矯正治療

歯科矯正治療は、ワイヤーなどで歯並びを矯正するものです。歯の矯正は昔からある治療法で、やっている人も多いと思います。

矯正している最中は、ワイヤーが見えるので美しくありませんが、矯正が終われば取り外せるので、一時的な物です。

費用は、成人矯正で60~100万円、小児矯正で30~60万円です。部分的な矯正なら5万円からできます。

歯科矯正を行っている芸能人も多いですが、おぎやはぎの矢作さんが長期間やっていたのが印象的でした。

介護ローンの金利や融資額

介護ローンを扱っている銀行は多いですが、介護ローンがない銀行では、フリーローン(多目的ローン)を介護費用に充てることができます。

介護ローンは、「介護ベッド、車イス、介護リフト等の福祉介護機器」の購入や、「手すりの設置、廊下の拡幅、段差の解消等」の住宅や土地の改良資金に使うことができます。

融資元 ローン名 金利 融資額
東京スター銀行 医療・介護ローン 2.8~7.8% 500万円
千葉銀行 介護ローン 5.0%~ 500万円
大垣共立銀行 介護ローン 2.975%~ 500万円
山梨中央銀行 介護ローン 3.475%~ 300万円
常陽銀行 医療介護ローン 5.0% 500万円
東日本銀行 介護ローン 500万円
スルガ銀行 介護ローン 1000万円
東邦銀行 福祉介護ローン 200万円
肥後銀行 介護ローン 300万円

介護ローンの金利は低く設定されている事が多いですが、借入額や期間によって金利が変わります。

「介護ローン」や「福祉ローン」という名前で、医療機関経営者向けのビジネスローンを提供している銀行も多いです。

融資額が億単位になっていたり、上限なしとなっている医療ローンは、病院経営者向けのサービスです。

介護ローンのお金の使いみち

介護ローンで借りたお金は、これらの費用に使うことができます。

介護ローンの資金使途
  1. デイサービスやリハビリにかかる費用
  2. 介護機器の購入資金
  3. ヘルパー等への報酬の支払い
  4. 老人ホームや介護施設への入居費用

介護ローンは資金使途が限られているローンなので、申込み時にお金の使い道を証明する書類が必要になります。

カードローンよりも低金利で借りられますが、手続きや審査などに手間がかかるので、余裕を持って申込みましょう。

介護ローンの利用条件

介護ローンの利用条件は銀行によって異なりますが、厳しい条件の銀行もあります。

例として東日本銀行の介護ローン「ウェルケア」の利用条件を載せておきます。

  1. お申込時の年齢が満20歳以上、完済時満70歳以下で、原則として介護が必要な3親等内の親族と同居されている方。
  2. お住まいまたはお勤め先が当行取扱店の営業区域内にある方。
  3. 勤続年数が3年以上かつ前年の税込年収が300万円以上のお勤めの方、または営業年数が3年以上かつ前年および前々年の所得がそれぞれ300万円以上の自営業の方。
  4. 団体信用生命保険に加入できる方。
  5. 当行指定の保証会社の保証を受けられる方。

利用条件に「団体信用生命保険(だんしん)」の加入が含まれる銀行も多いです。

団信とは、契約者が亡くなった時に死亡保険金をローンの返済に充てるものです。住宅ローンも同じですが、高額なローンでは団信加入が必要な場合があります。

介護にかかる費用

介護費用は、どこで何をするかによって大きく変わってきますが、生命保険文化センターのサイトで、「要介護3」と認定された人の介護例が紹介されています。

このケースでは、「脳梗塞で倒れて右半身の麻痺と軽度の言語障害があり要介護3と認定」されました。

自宅の改修費などの初期費用が2万円、月々の自己負担額が3.4万円です。

内容 単価 回数 料金
訪問看護 8,160円 月5回 40,800円
訪問介護 3,940円 月22回 86,680円
デイケア 6,810円 月13回 88,530円
ショートステイ 8,630円 月3日 25,890円
福祉用具貸与 月額 25,000円
月額サービスの利用合計金額 266,900円
要介護度別の支給限度額 269,310円
支給限度額内のサービス利用1割負担 26,690円
支給限度額超過分のサービス利用 0円
介護保険対象外のサービス利用 7,500円
自己負担額 34,190円

介護保険からの給付があるので、初期費用や月額費用の負担割合は大きくありませんが、費用が大きくなると、自己負担額はそれなりの額になってきます。

自己負担額が毎月4万円弱というのは、現役バリバリで働いている人にとっても厳しい額ですが、これが定年後の負担となるとかなり厳しいと思います。

上記は介護者が一人でこれだけの金額になります。介護が必要な親が4人いる場合もあります。何人介護が必要になるのかによっても、負担額が大きく変わってきます。

さらに、介護をするような年齢になると、収入はもちろんですが自分の健康状態も気になります。介護者が要介護者になることもあり、介護の問題は簡単にはいきません。

多目的に使えるフリーローン

銀行のフリーローンは資金使途が自由なので、いろいろな用途に使うことができます。

しかし、教育ローンやマイカーローンなどの専用ローンよりも金利が高くなります。

金融機関 金利 最大融資額
三井住友銀行 年5.975%~ 300万円
みずほ銀行 年5.875%~ 300万円
りそな銀行 年6.0~14.0% 500万円
イオン銀行 年3.8~13.5% 700万円
住信SBIネット銀行 年3.775~12.0% 1,000万円
横浜銀行 年1.9~14.6% 1,000万円
千葉銀行 年1.7~14.8% 800万円
静岡銀行 年4.5~14.5% 500万円
きらぼし銀行 年1.7~13.8% 1,000万円
東京スター銀行 年1.5~14.6% 1,000万円
三菱UFJ銀行 年5.475%~ 300万円

上限金利が高いフリーローンは、カードローンと同じように実際に借りてみると高金利になる可能性があります。

フリーローンでお金を借りる条件

各銀行ごとに借入条件が異なりますが、例としてみずほ銀行のフリーローンの借入条件を載せておきます。

  1. 年齢が満20歳以上満66歳未満の方
  2. 最終ご返済時年齢が満71歳未満の方
  3. 勤続年数(自営の方は営業年数)2年以上の方
  4. 前年度税込年収(個人事業主の方は申告所得)が200万円以上で安定かつ継続した収入の見込める方
  5. 保証会社の保証を受けられる

勤続年数や年収条件があるので少し厳しいですが、ローンを申し込もうと考える人は条件をクリアしていると思います。

私が使っているカードローン
プロミスのおすすめポイント
プロミスカード
  • 原則、勤務先への電話確認なし
  • 最短3分で融資
  • カードレス契約も可能
  • 原則24時間最短10秒で振込融資
  • 学生アルバイトでも借りられる
  • クレジット機能付きのプロミスVisaカードあり
  • SMBCグループ
※審査結果によっては電話による在籍確認あり
※申込時間や審査により希望に添えない場合あり

この記事の著者(専門家)

株式会社アルビノ代表取締役。ファイナンシャルプランナー。埼玉県飯能市出身、1978年12月25日生。趣味は登山。Webライター歴23年。カードローン利用歴16年。現在は消費者金融3社、銀行カードローン3社の契約あり。
個人で自動車ローンや住宅ローンを利用したことがあり、起業してからは法人で銀行融資や日本政策金融公庫の一般貸付、マル経融資で借りた経験があります。
FP技能士、宅地建物取引士、日商簿記検定、証券外務員の資格を保有。
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運営者情報

会社名 株式会社アルビノ
代表者 竹内潤平
住所 〒160-0023
東京都新宿区西新宿3-3-13 西新宿水間ビル6階
電話番号 03-6914-6178
※電話対応はしていません。
お問合せ メールフォーム
設立 2014年10月20日
資本金 1000万円
事業内容 ライフプラン・コンサルティング
マネープランニング相談
資産運用アドバイス
主要取引銀行 三菱UFJ銀行
住信SBIネット銀行
法人番号 7011101071501
本社所在地 〒176-0012
東京都練馬区豊玉北4-4-5
インボイス登録番号 T7011101071501

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