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株式会社アルビノ代表取締役。ファイナンシャルプランナー。埼玉県飯能市出身、1978年12月25日生。趣味は登山。Webライター歴23年。カードローン利用歴16年。現在は消費者金融3社、銀行カードローン3社の契約あり。
個人で自動車ローンや住宅ローンを利用したことがあり、起業してからは法人で銀行融資や日本政策金融公庫の一般貸付、マル経融資で借りた経験があります。
FP技能士、宅地建物取引士、日商簿記検定、証券外務員の資格を保有。

カードローンの審査通過率は?消費者金融の契約率を調査した

プロミスやアコムの審査通過率はどれくらい?

2024年最新のデータでは、大手消費者金融の審査通過率は35~45%です。

プロミスは審査通過率が高く、アイフルとレイクは審査通過率が低いです。

2020年以降、消費者金融全体の通過率が落ちていましたが、2023年以降はプロミスとアコムの通過率は元の水準まで戻っています。

中小消費者金融の審査通過率はどれくらい?

中小消費者金融の審査通過率は5~10%ほどと言われています。

中小の消費者金融は審査が甘いと言われていますが、審査通過率が高いわけではありません。

中小なら大手では借りられないブラックな人でも借りられる可能性はあります。しかし、申し込んでいる全体から見ると審査に落ちる人のほうが圧倒的に多いのです。

通過率の高さだけでカードローンを選ぶ必要はありませんが、どれくらいの人が審査を通過しているのかを知っておくことは大切です。

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大手消費者金融の審査通過率を比較

2023年のデータをもとに、プロミス・アコム・レイクの審査通過率を比較してみます。

消費者金融 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
プロミス 43.3% 43.9% 42.6% 42.3% 40.8% 41.9% 41.0% 39.8% 36.1% 34.7% 35.6% 34.8%
アコム 41.7% 42.0% 40.8% 40.7% 42.6% 42.8% 42.6% 42.0% 43.2% 44.1% 44.7% 42.4%
レイク 27.2% 26.2% 25.9% 26.5% 27.0% 26.2%            

プロミス月次データアコムマンスリーレポートSBI新生銀行プレゼンテーション資料

審査通過率が高いほど審査が甘いわけではありません。カードローンによって申込者の属性が異なるので、信用スコアが高い人の申込が多ければ審査が厳しくても通過率は高くなります。

各消費者金融の審査通過率については、各社ホームページの月次データなどで公開されています。きんざい発行の月刊消費者信用の中でも承認率に関する記載があります。

成約率、承認率、新規貸付率は全て同じ意味で使われる言葉です。申込者のうち審査を通過して契約に至った人の割合を表しています。

審査を通過しても契約に至らない人もいるため、正確には成約率と審査通過率は異なりますが、当サイトでは同じ言葉として使用しています。

2016年~2023年の審査通過率を比較

消費者金融の審査通過率を調査していて、2019年~2022年は審査通過率が落ちていたことに気が付きました。

2020年以前から通過率が落ちていたので原因は不明ですが、2022年後半から徐々に通過率が戻ってきています。

大手消費者金融の審査通過率を年度ごとにまとめてみました。

消費者金融 2022年度 2021年度 2020年度 2019年度 2018年度 2017年度 2016年度
プロミス 40.3% 37.8% 38.9% 38.2% 44.8% 45.2% 42.1%
アコム 39.9% 41.5% 42.1% 41.2% 43.6% 44.0% 44.8%
レイク 32.7% 36.0% 36.0% 33.4% 30.0% 29.8%

プロミス月次データアコムマンスリーレポートSBI新生銀行プレゼンテーション資料

2022年度=2022年4月~2023年3月の成約率の平均です。

カードローンの成約率は、審査基準と申込者の属性(年収、勤続年数、信用情報など)によって変わります。2019年~2022年は、与信状態の悪い人の申込みが増えたのか全体的に通過率が落ちていました。

2023年度は現時点ではプロミスとアコムは以前と同様の通過率に戻ってきています。アイフルは下がったままですが、アイフルについては審査基準が昔とは変わったのかもしれません。

大手消費者金融の審査に落ちたら

銀行カードローンや大手消費者金融の審査に落ちた人の借入先は、審査が甘いと言われる中小消費者金融しかありません。

私自身利用したことはありませんが、当サイトに届いた消費者金融の体験談を見ると、利用している人は結構います。

個人向け融資としては、アプリの少額ローンや信販系カードローンもありますが、どちらも審査は厳しいです。

中小消費者金融は限度額が小さくなりますが、大手と比べて金利に大きな差があるわけではありません。利息制限法により、上限金利は20%までと決められているので、それ以上の金利になることはありません。

小さな会社から借りる場合、真っ当な会社なのかチェックしなければなりませんが、正規の都道府県の登録番号と日本貸金業協会の会員番号がある金融業者なら怪しいことはありません。

「会社名+評判」「会社名+口コミ」などのキーワードで検索すれば、会社の情報が見つかるので、怪しい所はすぐにわかると思います。ホームページがない会社や登録番号を載せていない会社は、その時点で怪しいのでやめたほうが良いでしょう。

プロミスの新規申込数と顧客数

プロミスの2022年4月~2023年3月の成約率(審査通過率)は平均40.3%です。

2020年~2022年は成約率が下がっていましたが、2022年後半からは以前と同じ水準まで回復しています。

2021年度~2023年度の申込数、契約数、成約率はこのようになっています。

2023年度
2023年 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 累計
申込数 74,318 81,623 69,143 66,717 68,976 74,765 76,455 81,285 74,252 81,377
顧客数 31,434 33,309 29,005 27,352 27,428 26,982 26,547 28,942 26,433 28,353
成約率 42.3% 40.8% 41.9% 41.0% 39.8% 36.1% 34.7% 35.6% 35.6% 34.8%

※SMBCコンシューマーファイナンス月次データ

2022年度
2022年 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 累計
申込数 56,425 65,562 55,877 53,971 58,895 61,327 65,094 62,587 54,871 65,896 69,498 85,018 755,021
顧客数 20,940 24,033 20,268 18,957 22,963 25,081 26,988 27,397 23,946 28,507 30,513 36,196 305,789
成約率 37.1% 36.7% 36.3% 35.1% 39.0% 40.9% 41.5% 43.8% 43.6% 43.3% 43.9% 42.6% 40.3%

※SMBCコンシューマーファイナンス月次データ

2021年度
2021年 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 累計
申込数 51,977 56,082 44,774 42,162 45,561 53,199 47,093 46,052 36,472 41,081 37,652 55,416 557,521
顧客数 19,528 20,919 17,610 16,245 18,183 21,063 18,993 18,726 14,528 15,474 14,546 20,485 216,300
成約率 37.6% 37.3% 39.3% 38.5% 39.9% 39.6% 40.3% 40.7% 39.8% 37.7% 38.6% 37.0% 38.8%

※SMBCコンシューマーファイナンス月次データ

プロミスは私も利用していますが、申込みから借り入れまで最もスムーズに進みました。

本人確認書類の提出もネットからできましたし、ネットキャッシングを利用したので来店せずに借入することができました。

プロミス
審査時間 最短15秒
融資時間 最短3分
金利 年4.5%~17.8%
限度額 1~500万円
無利息期間 最大30日間
在籍確認 原則、電話なし
自動契約機 9:00~21:00
※契約機により異なります
年齢条件 18歳~74歳

※申込時間や審査により希望に添えない場合あり
※審査の結果によっては電話による在籍確認が必要となる場合あり
※無利息期間の適用はメアド登録とWeb明細利用登録が必要

アコムの新規申込数と顧客数

アコムの2022年4月~2023年3月の貸付率(審査通過率)は平均39.9%です。

2020年~2021年は、アコムの通過率は高かったのですが、2022年からはプロミスに次いで2番目の通過率となっています。

2021年度~2023年度の申込数、新客数、貸付率はこのようになっています。

2023年度
2023年 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 累計
申込数 86,753 89,636 80,803 75,452 85,095 90,361 90,785 89,965 65,463 78,804
新客数 35,314 38,176 34,620 32,136 35,733 39,024 40,017 40,211 27,789 31,047
貸付率 40.7% 42.6% 42.8% 42.6% 42.0% 43.2% 44.1% 44.7% 42.4% 39.4%

※アコムマンスリーレポート

2022年度
2022年 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 累計
申込数 55,343 60,329 54,684 53,678 58,273 67,298 70,564 70,609 55,100 62,648 71,159 95,964 775,649
新客数 20,536 24,058 21,013 19,257 22,636 26,646 28,600 28,855 22,903 26,115 29,863 39,137 309,619
貸付率 37.1% 39.9% 38.4% 35.9% 38.8% 39.6% 40.5% 40.9% 41.6% 41.7% 42.0% 40.8% 39.9%

※アコムマンスリーレポート

2021年度
2021年 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 累計
申込数 47,119 48,117 40,584 42,005 44,638 45,718 50,006 50,377 41,845 46,649 44,027 53,870 554,955
新客数 19,421 20,482 17,192 17,440 19,019 19,164 20,729 22,319 17,526 18,798 18,566 22,802 233,458
貸付率 41.2% 42.6% 42.4% 41.5% 42.6% 41.9% 41.5% 44.3% 41.9% 40.3% 42.2% 42.3% 42.1%

※アコムマンスリーレポート

アコムの場合、信用度が低い人は限度額を下げて対応しているようです。私も始めの限度額は10万円と言われました。その後、収入証明書を堤出して30万円に上げてもらいました。

アコム
審査時間 最短20分
融資時間 最短20分
金利 年3.0%~18.0%
限度額 1~800万円
無利息期間 最大30日間
在籍確認 原則、電話なし
自動契約機 9:00~21:00
※年中無休(年末年始は除く)
年齢条件 20歳~72歳

※お申込時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。
※原則、電話での確認はせずに書面やご申告内容での確認を実施

レイクの新規申込数と顧客数

レイクの2022年4月~2023年3月の成約率(審査通過率)は平均32.7%です。

2022年10月以降の通過率が下がっており、大手消費者金融の中で最も低い通過率となっています。

2022年度~2023年度の申込数、新規顧客数、成約率は以下のとおりです。

2023年度
2023年 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 累計
申込数 43,100 49,800 42,400
顧客数 11,400 13,400 11,100
成約率 26.5% 27.0% 26.2%

※SBI新生銀行プレゼンテーション資料

2022年度
2022年 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 累計
申込数 42,800 49,100 40,300 38,300 30,100 45,800 31,500 30,500 25,400 31,200 35,700 44,900 369,500
顧客数 15,200 17,200 13,800 13,300 10,400 13,600 10,400 9,300 6,900 8,500 9,300 11,600 130,200
成約率 35.5% 35.1% 34.2% 34.6% 34.6% 29.6% 32.9% 30.6% 27.1% 27.2% 26.2% 25.9% 32.7%

※SBI新生銀行プレゼンテーション資料

プロミスやアコムと比べると通過率が低いので、プロミスやアコムの審査に落ちた人がレイクに申し込んでも、審査に通るのは難しいかもしれません。

※レイクの親会社であるSBI新生銀行は、2023年9月で上場廃止になりました。非上場企業となったことで、詳細な決算資料を提出しなくなり、レイクの申込数や成約率についても公開しなくなりました。

その他の消費者金融の通過率

SMBCモビットは審査通過率に関するデータを公表していません。

公式サイトのデータは見つかりませんでしたが、私が独自調査したところでは、SMBCモビットの通過率15~20%ほどのようです。

SMBCモビットは、消費者金融カードローンの中では審査が厳しい部類に入ると思います。

消費者金融によって審査基準が違うので、審査通過率は各社様々ですが、会社によって差があることがわかります。

明らかに信用度が高い人と明らかに低い人は、どこの会社でも同じ判断になると思いますが、微妙なラインの人は各社判断が異なるのでしょう。

銀行カードローンの審査通過率

銀行カードローンの審査通過率については、ホームページのデータは見つかりませんでしたが、当サイトから申込み頂いた方の情報を基にすると成約率は10~20%ほどになっています。(銀行によって差があります)

銀行カードローンは審査が甘いという意見もありますが、 全然そんなことはなくて審査通過率が10%を切るような銀行もあります。銀行の審査は厳しいと思ったほうがよいでしょう。

銀行の過剰融資が問題になり、自主規制の形で審査基準を厳しくしてからは、銀行の審査通過率が落ちています。

以前は、銀行でも審査通過率が40%を超えるところもありましたが、今はそんなに審査に通る銀行はありません。

2017年以降、銀行が行っている自主規制は以下のようなものです。

銀行の自主規制
  1. TVCMの一時自粛
  2. 年収の3分の1または2分の1までしか融資しない
  3. 限度額50万円超で収入証明書を求める
  4. 専業主婦や年金受給者に積極的には融資しない
  5. おまとめローンの利用を認めない
  6. 保証会社と銀行の双方がしっかり審査する
  7. パート・アルバイトの審査をより厳しくする

以前は、専業主婦でも限度額30万円で借りられた銀行が多かったですが、今は専業主婦で申込みできる銀行が限られています。

収入が低い人は審査に通るのが難しく、仮に審査に通った場合でも限度額が低くなります。

銀行カードローンは保証会社の審査を受けることになります。以前は、保証会社に審査を任せきりだった部分がありますが、今は銀行と保証会社の双方が審査を行うようになっています。

三菱UFJ銀行カードローンは、三菱UFJ銀行とアコムが審査します。三井住友銀行 カードローンは、三井住友銀行とプロミスが審査します。

アコムやプロミスは自社でもカードローンを提供していますが、自社で融資する時の審査基準と、保証会社として審査する時の審査基準は異なります。

私が使っているカードローン
プロミスのおすすめポイント
プロミスカード
  • 原則、勤務先への電話確認なし
  • 最短3分で融資
  • カードレス契約も可能
  • 原則24時間最短10秒で振込融資
  • 学生アルバイトでも借りられる
  • クレジット機能付きのプロミスVisaカードあり
  • SMBCグループ
※審査結果によっては電話による在籍確認あり
※申込時間や審査により希望に添えない場合あり

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株式会社アルビノ代表取締役。ファイナンシャルプランナー。埼玉県飯能市出身、1978年12月25日生。趣味は登山。Webライター歴23年。カードローン利用歴16年。現在は消費者金融3社、銀行カードローン3社の契約あり。
個人で自動車ローンや住宅ローンを利用したことがあり、起業してからは法人で銀行融資や日本政策金融公庫の一般貸付、マル経融資で借りた経験があります。
FP技能士、宅地建物取引士、日商簿記検定、証券外務員の資格を保有。

運営者情報

会社名 株式会社アルビノ
代表者 竹内潤平
住所 〒160-0023
東京都新宿区西新宿3-3-13 西新宿水間ビル6階
電話番号 03-6914-6178
※電話対応はしていません。
お問合せ メールフォーム
設立 2014年10月20日
資本金 1000万円
事業内容 Webマーケティング支援
ライフプラン・コンサルティング
メディア運営
主要取引銀行 三菱UFJ銀行
住信SBIネット銀行
法人番号 7011101071501
本社所在地 〒176-0012
東京都練馬区豊玉北4-4-5
インボイス登録番号 T7011101071501

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