ETCカードの作り方とおすすめETCカード!審査なしで使えるETCカード

ETCカードは簡単に作れる?

ETCカードは、クレジットカードを作るときに同時に申し込むか、あとで追加で申し込むことができます。

周りを見ると皆当たり前のように持っているETCカードですが、国土交通省によると、令和5年2月時点のETC利用率は94.4%だそうです。

2030年頃には、地方を含め全国の高速道路料金所が無人化される予定です。現金払いしている人はETCカードの導入がおすすめです。

審査なしで使えるETCカードはある?

ETCパーソナルカードは審査なしで使えますが、平均利用月額の4倍の保証金(デポジット)が必要になります。

デポジットは保証金として預けておくものなので、通行料金の支払いに使うことはできません。 通行料金は、指定した金融機関口座から引き落とされます。

利用料金がデポジット額を超えると、一時的に利用できなくなります。使い勝手がよくないことから、ETCパーソナルカードを使っている人は少ないです。

当サイトの掲載情報について

当サイト内で紹介する商品やサービスの一部には広告が含まれています。広告掲載ポリシーはこちら

掲載する商品やサービスが広告であることがわかるように、事前に詳細ページを案内したり、リンクにPRを付けています。

当サイトで紹介している消費者金融やクレジット会社は、全て財務局都道府県知事の登録を受けている正規の貸金業者です。

金融庁の登録貸金業者情報検索サービスで、街金を含めた全ての貸金業者が確認できます。

ETCカードの種類は2つ

ETCカードは主に2種類あります。

ETCカードの種類
  • ETCカード(カード会社発行)
  • ETCパーソナルカード(高速道路会社発行)

ひとつ目のETCカードは、カード会社発行のETCカードです。クレジットカードと紐付ける形で発行しています。ほとんどの方は、このタイプのETCカードを使っています。

ふたつ目は、高速道路会社6社が共同発行するETCパーソナルカードです。略してETCパソカと呼びます。

ETCカード(カード会社発行)

  • クレジット契約・審査あり
  • クレジットカードに追加で発行する
  • ETC利用料金は毎月のカード支払日に口座引落

ETCパーソナルカード(高速道路会社発行)

  • クレジット契約・審査なし
  • 保証金(デポジット)を預けることで利用できる
  • 年会費1,257円
  • 利用料金は翌月に口座引落

ETCパソカはクレジット契約もなく審査もありません。年会費と保証金さえ支払えば誰でも利用できるものです。

こうしてみると審査不要のETCパーソナルカードが良いと思うかもしれませんが、ETCパソカを使うには保証金が必要となっています。

ETCカードはクレジットカードに追加発行

多くの人が使っているのは、クレジットカード会社が発行しているETCカードです。

ETCカードは無料とするカード会社もあれば、新規発行手数料・年会費がかかるカード会社もあります。

クレジットカードは18歳以上の方(高校生不可)が申込みできます。大学生や専門学校生などの学生でもETCカードを作ることができます。

ETCカードはクレジットカードに申込むと追加で発行できるカードです。

審査なしで使えるETCパーソナルカード

ETCパーソナルカードは、クレジットカードのような審査はありません。しかし平均利用月額の4倍の保証金(デポジット)を預けることが利用条件なので、使っている方は少ないです。

ETCパソカとは
  • 保証金は最低3,000円から
  • 平均利用月額の4倍の保証金を預託する
  • 使える金額はデポジット額までが限度
  • 保証金は通行料金の支払いには使えない

以前は保証金が最低20,000円と高額でしたが、令和5年3月からは利用金額が少ない方向けに3,000円からとなりました。

※画像引用元:ETCパーソナルカード

平均利用月額が2,500円の方はデポジットが10,000円、平均利用月額が20,000円の方は80,000円のデポジットが必要です。

デポジットはプリペイドカードのような前払金ではありません。ETCパソカ利用金額の債務を自分で保証するものなので、デポジットは通行料金に充てることはできず、あくまでも預けるだけです。

  • 高速の利用料金が片道15,000円
  • 往復の利用料金は30,000円
  • デポジットは4倍の12万円必要

上記のように高速料金が往復30,000円かかる場合には、事前にデポジット額12万円を預ける必要があります。

長期休暇などで遠出する方は、高速料金が2万円、3万円、それ以上の高額になることがあると思います。4倍のデポジットが必要となると、預けておくだけといってもかなりの痛手ではないでしょうか。

デポジットは保証金なので、解約時には返金されます。しかし、ETCパソカを使い続けるうちはデポジットが必要です。

高速利用料金の4倍の保証金が必要なETCパソカは、クレジットカードが作れない方向けのカードと考えると良いと思います。

カード会社発行のETCカードなら保証金を預けることもなく、年会費無料で利用できるものがありますよ。

ETCカードの作り方

ETCカードを作るなら、まずクレジットカードに申込みましょう。

作り方
  • クレジットカードとETCカードの同時申込
  • クレジットカード申込後に追加でETCカード申込み

ETCカードはクレジットカードと同時に申込むか、クレジットカード発行後にあとから申込むかのどちらかになります。

スマホアプリにクレジットカードを即時発行してくれるカード会社もありますが、ETCカードは後日届きます。

ETCカードが届くまでに1~2週間かかるので、使う予定のある方は早めに申込むことをおすすめします。

ETCカードを作りたい方はクレジットカードに申込む必要があります。クレジットカードは不要でETCカードだけ欲しいと言っても、ETCカードのみの発行はできません。

ETCカードを作るのに必要なもの

ETCカードを作るにはクレジットカードの申込みが必要です。クレジットカードの申込みの際には、以下のものを用意しましょう。

必要書類
  • 本人確認書類(運転免許証、パスポート、マイナンバーカード等)
  • 金融機関口座のわかるもの

本人確認書類は運転免許証、パスポート、マイナンバーカード、健康保険証、住民票の写し等です。(スマホに即時発行するクレジットカードの場合は、顔写真付き本人確認書類が必要です。)

ETCカードやクレジットカードの利用料金は、口座から引落されるため口座の登録が必要となっています。

また、申込みでは勤務先情報の入力があります。勤務先住所や電話番号等のメモを用意しておくと良いでしょう。

キャッシングを希望する場合には、希望枠によって収入証明書の提出を求められることがあります。

おすすめのETCカード

おすすめのETCカードをいくつかご紹介します。

クレジットカード 年会費 ETCカード年会費
JCBカード W 無料 無料
JCBカード S 無料 無料
三井住友カード(NL) 無料 無料
※2年目以降年1回の利用で無料
エポスカード 無料 無料
セゾンカード 無料 無料
dカード 無料 無料
※2年目以降年1回の利用で無料
ライフカード 無料 無料
イオンカード 無料 無料
楽天カード 無料 550円

おすすめは年会費無料のクレジットカードで、ETCカードの年会費も無料のものです。年間1回以上のETC利用で年会費が無料になるカードもおすすめです。

楽天カードは年会費無料でとても人気のあるクレジットカードですが、ETCカードは年会費が550円かかるのであまりおすすめできません。

カーディーラーやカー用品店でクレジットカード・ETCカードの申込みを勧められるかもしれませんが、比較してお得なカードを選ぶようにしましょう。

ETCの利用で必要なもの

ETCを利用する際に必要なことがあります。

ETCを使うための準備
  • ETCカードを用意する
  • ETC車載器を取り付ける
  • 車載器をセットアップする(車輌情報の登録)

高速道路のETCレーンを通過するには、ETC車載器とETCカードが必須です。

また、ETC車載器はセットアップが必要となっています。

ETCのセットアップとは

高速道路では車種(軽自動車、普通乗用自動車、普通貨物自動車など)によって料金体系が異なります。そのため、ETC車載器に車両情報を登録するセットアップを行って、レーンを通過した時に適正な料金が請求される仕組みになっています。

ETC車載器はどこで売ってる?

ETC車載器は、自動車ディーラーや自動車整備工場、カー用品店、ネット通販などでも売っています。

  • 自動車ディーラー
  • 自動車整備工場
  • カー用品店
  • ネット通販

車載器には2ピースタイプ、3ピースタイプ、ビルトインタイプ、貼付けタイプ、ナビ連動タイプ、ETC2.0など色々な種類があります。

新車購入の際には、すでに車載器が付いていることがほとんどです。

車載器の料金は5,000円しない安いものもあれば、メーカー純正品でETC2.0ナビ連動ビルトインタイプになると50,000円ぐらいするものもあります。

車を購入するなら販売店でETC車載器を購入して取り付けて貰うのがいいでしょう。

ETC車載器の取付ができるところ

車載器は、自動車を購入したお店やカー用品店などで取り付けてもらえます。新車購入の場合には、車載器がすでに取り付けてある状態ですぐに使えるようになっています。

取付方法
  • 自動車ディーラーに依頼する
  • 自動車整備工場に依頼する
  • カー用品店に依頼する
  • 自分で取り付ける

知識が少しあれば、車載器を自分で取り付けることもできます。今はネットで色々な情報を入手できるので、自分で取り付けたという方もいるようです。

車載器の取付工賃の相場

車載器の取付工賃は、5,000円~10,000円ぐらいです。

依頼先 取付工賃
ディーラー 5,000円~8,000円
カー用品店 4,000円~5,000円
自分で 0円

車載器の取付工賃は、ディーラーよりカー用品店の方が安いですが、車載器を店舗購入の場合と持ち込みの場合で取付工賃が変わります。持ち込みの場合は高くなります。

自分で取り付ける場合には工賃がかかりません。

車載器の取付は自分で可能

ETC車載器の取付は自分でやることもできます。

車載器には取扱説明書が同封されていますので、車好きの知識がある方や機械系が得意な方なら、簡単に自分で取り付けることができるでしょう。

取付の注意
  • 車載器は取扱説明書通りに取り付ける
  • シガーソケット等に簡易取付した車載器は規約違反なのでセットアップできない

ETC車載器は、車載器メーカーが指定する通りに取り付けなくてはいけません。

正しくは、ダッシュボードを外してオーディオ電源からケーブルを分岐させ、電源を引き出して接続します。

ネットや動画投稿サイトでは、自己責任で行いましょう!とシガーソケットやヒューズボックスから電源を取って、車載器を取り付ける方法が紹介されていました。

取扱説明書通りに取付ない場合や、シガーソケットを使った簡易的な取付を行った場合には、ETCシステム利用規約違反となり、登録店に持ち込んでもセットアップしてもらえません。

セットアップ済みの車載器をシガーソケット等に簡易取付してETCを利用することも同じく規約違反ですし、接触不良でETCが作動せずにバーが開かないということも出てきます。

車載器の取付は、安全のためにもプロに任せるのが一番です。

車載器のセットアップができるところ

車載器のセットアップは登録された店舗のみで行うことができます。自分でセットアップすることはできません。

セットアップできるお店
  • 自動車ディーラー
  • 自動車整備工場
  • カー用品店
  • ネット通販
  • 一部電気屋

ネット通販では、セットアップ込の料金で販売していることもあります。(事前に委任状、車検証コピー、本人確認書類コピーを郵送する必要があります。)

ETCの通行料金は、車種によって変わります。車輌情報を車載器に書き込むことで、適正な料金の支払いができるようになります。

ETCセットアップに必要なもの

セットアップの際に必要なものがあります。

必要なもの
  • ETC車載器
  • 車検証
  • 運転免許証等(本人確認書類)

ETCセットアップには、上記のものが必要です。セットアップ登録店に車で行く場合には、全て持っているものだと思います。

ネットショップ等でセットアップを依頼する場合には、必要書類を事前に郵送します。

ETCセットアップの料金の相場

近隣にあるトヨタ、日産、ホンダのディーラーに問い合わせて、セットアップ料金を確認しました。

ETCのセットアップ料金は、2,500円(税込2,750円)が一般的です。

店舗 セットアップ料金(税込)
トヨタ 2,500円(2,750円)
日産 2,500円(2,750円)
ホンダ 2,500円(2,750円)

トヨタ、日産、ホンダでは、ETCでもETC2.0でもセットアップ料金は同じです。

他の登録店でもセットアップ料金は2,750円が多く、ETC2.0の場合は2,850円(税込3,135円)としているお店もあります。

セットアップ料金は2,750円が基本で、高くても3,000円程度と思っておくと良いでしょう。

ネットショップではこれよりも安くセットアップできるお店がありました。

車載器購入、取付・セットアップの総額は、依頼するお店によって異なりますが、概ね以下のようになります。

ディーラーで購入・依頼した場合

20,000円~40,000円程度

カー用品店で購入・依頼した場合

15,000円~30,000円程度

セットアップ料金や取付工賃はそれほど変わりませんが、車載器が安いものなら安く済み、高いものだと金額が上がります。

高速道路を利用する際の必需品であるETCカードは、クレジットカードに申込むと追加で発行できます。年会費無料のETCカードを選ぶと使い勝手が良いですよ。

この記事の著者

株式会社アルビノのスタッフ。ライター歴10年。クレジットカード保有枚数11枚。FPマネー学では、主にクレジットカードの記事を執筆しています。幼稚園教諭・保育士の資格保有。夫と子ども2人の4人家族。

この記事の監修者

株式会社アルビノ代表取締役。ファイナンシャルプランナー。埼玉県飯能市出身、1978年12月25日生。趣味は登山。Webライター歴23年。カードローン利用歴16年。
個人で自動車ローンや住宅ローンを利用したことがあり、起業してからは法人で銀行融資や日本政策金融公庫の一般貸付、マル経融資で借りた経験があります。
FP技能士、宅地建物取引士、日商簿記検定、証券外務員の資格を保有。
コンテンツ制作ポリシー広告掲載ポリシー

運営者情報

会社名 株式会社アルビノ
代表者 竹内潤平
住所 〒160-0023
東京都新宿区西新宿3-3-13 西新宿水間ビル6階
電話番号 03-6914-6178
※電話対応はしていません。
お問合せ メールフォーム
設立 2014年10月20日
資本金 1000万円
事業内容 ライフプラン・コンサルティング
マネープランニング相談
資産運用アドバイス
主要取引銀行 三菱UFJ銀行
住信SBIネット銀行
法人番号 7011101071501
本社所在地 〒176-0012
東京都練馬区豊玉北4-4-5
インボイス登録番号 T7011101071501

上に戻る