消費者金融業界の売上ランキング!アコムとプロミスの2強体制

消費者金融の売上ランキング1位はどこ?

消費者金融の売上ランキングは、1位がアコム2,947億円、2位がプロミス2,688億円、3位がアイフル1,631億円です。

消費者金融大手のアコム、プロミス、アイフルの3社が2024年3月期の売上(営業収益)や営業利益を発表しました。

2020年度~2021年度は業績が悪かったですが、2022年度以降は、消費者金融の売上や新規顧客数は伸びています。

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大手消費者金融の売上ランキング

大手消費者金融3社の売上(営業収益)をランキング形式でご紹介します。

レイク(新生フィナンシャル)は、業績を発表していないためランキングには含まれていません。

順位 消費者金融 営業収益 前年比
1位 アコム 2,947億円 +7.6%
2位 プロミス 2,688億円 -8.6%
3位 アイフル 1,631億円 +13.2%

※2024年3月期の有価証券報告書や決算資料より

2024年3月期は、アコムとアイフルが前年に引き続き売上を上げましたが、プロミスは下げています。

2023年3月期は、1位プロミス、2位アコムの順でしたが、アコムとプロミスの順位が入れ替わった格好です。

アイフルは大手2社と比べて新規申込数が多く、近年売上が伸びていて、2社とも差も縮まってきています。

消費者金融は好景気よりも不景気の方が利用されると思われがちですが、消費者金融の収益面では好景気の方が伸びます。

営業収益の多くは利息や保証業務ですが、利息を多く支払っているのは高額融資を受けている人で、高所得者がまとまったお金を借りることも多いです。

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大手消費者金融の平均年収ランキング

順位 消費者金融 平均給与 平均年齢
1位 アコム 668万円 41.3歳
2位 アイフル 64万円 38.5歳
3位 プロミス 575万円 37.7歳
4位 レイク 不明 不明
5位 SMBCモビット 不明 不明

※2024年3月時点 プロミスは2014年3月時点

上場している消費者金融はアコムとアイフルだけなので、直近の有価証券報告書で平均給与額が確認できたのは2社だけです。

プロミスは2014年(平成26年)まで有価証券報告書を開示しており、参考としてその当時のデータを載せています。

レイクは会社名が新生フィナンシャルですが、新生フィナンシャルは有価証券報告書を開示していないため平均給与のデータが確認できません。

SMBCモビットも有価証券報告書を開示していないため平均給与のデータが確認できません。

クレジット会社の平均年収

順位 クレジット会社 平均給与 平均年齢
1位 Jトラスト 757万円 45.8歳
2位 ジャックス 618万円 40.3歳
3位 オリコ 613万円 42.4歳
4位 イオンフィナンシャル 606万円 39.6歳
5位 クレディセゾン 586万円 43.9歳

※2024年3月時点

消費者金融ではありませんが、参考として上場しているクレジット会社(信販会社)の平均給与も載せておきます。

Jトラストとイオンフィナンシャルは、単純なクレジット会社とは呼べない業態なので、他の会社よりも平均給与額が高くなっています。

大手消費者金融の売上一覧

アコム、SMBCコンシューマーファイナンス(プロミス)、アイフルの2024年3月期の業績です。

連結 アコム プロミス アイフル
営業収益 294,730 268,769 163,109
営業利益 86,347 77,211 21,064
経常利益 86,715 19,080 22,067
当期純利益 53,091 -4,386 21,818
単体 アコム プロミス アイフル
営業収益 215,467 195,644 103,867
営業利益 60,803 48,889 24,339
経常利益 66,986 95,510 27,147
当期純利益 46,290 84,513 24,998

※2024年3月期※単位(百万円)

営業収益が売上のことです。アコム、SMBCコンシューマーファイナンス(プロミス)、アイフルの連結と単体の営業実績です。

SMBCコンシューマーファイナンスは、営業外費用が大幅に増加したことで、純利益では赤字になっていますが、単体で見ると営業外収益が大幅に増加したことで、経常利益や純利益は大幅増になっています。

大手消費者金融の貸付残高

  アコム プロミス アイフル
営業貸付金残高 1,119,458 985,575 562,913
営業貸付金利息 181,925 146,951 76,323
口座数 1,790,412 1,610,000 1,243,000

※アコム2024年3月期 有価証券報告書
※プロミス2024年3月期 決算資料
※アイフル2024年3月期 決算プレゼンテーション資料

大手消費者金融の営業貸付金と口座数(会員数)です。

営業貸付金残高は顧客に貸し付けている金額で、営業貸付金利息は顧客から受け取っている利息の金額です。

貸付残高や口座数が最も伸びているのはアイフルです。アイフルは2014年7月に事業再生計画を完了させ、営業面に力を入れられるようになりました。

アイフルの口座数はアコムやプロミスと比べ大幅に少ないですが、新規獲得件数のシェア推移では、着実に増加しています。

従業員数と営業店舗数

  アコム プロミス アイフル
従業員数 2,042 2,083 1,246
無人店舗 781 447 776
自社ATM 684 450 0
提携ATM 49,095 104,376 196,020

※アコム2024年3月期 有価証券報告書
※プロミス2024年3月期 決算資料
※アイフル2024年3月期 決算プレゼンテーション資料

最近はスマホから申し込み、カードを発行しない人も増えたため、店舗数は減少傾向にあります。有人店舗は2023年3月を持って全店舗閉鎖されました。

無人店舗が減っていることで自社ATMも減少しています。アイフルは2024年で自社ATMを廃止しました。

今は自動契約機ではなくスマホやパソコンなどのWebから申し込む人が増えています。Web申込で審査に通り、銀行振込で借入する場合、店舗へ行く必要がありません。

カードは自動契約機で発行することもできますが、郵送で受け取ることもできるので、契約してから一度も店に行っていない人も多いと思います。

カードレス取引で店舗数は減少傾向

最近はカードレスで利用できるカードローンも増えています。プロミス、アコム、アイフル、レイク、SMBCモビットなどはカードのありなしが選べるようになっています。

カードなしを選択した場合、借り入れは振込キャッシングまたはスマホアプリを利用したATM取引になります。

無人店舗やATMの維持費はかなり高そうですが、カードの即日発行や即日融資を考えると、無人店舗を大幅に減らすのは難しいように思います。

24時間365日の銀行振込が可能となり、夜間や土日でも振込融資できるようになりましたが、口座に借金の記録を残したくない人も一定数います。

実際の所、店舗数が減っても提携ATMが増えていれば、利用者として特に困ることはないと思うので、徐々に店舗は減っていくのかもしれません。

新規顧客数の推移

  14・3 15・3 16・3 17・3
アコム 192,209 218,706 221,791 234,838
プロミス 184,461 191,248 205,770 202,005
アイフル 117,008 153,135 180,666 182,604
  18・3 19・3 20・3 21・3
アコム 242,008 255,080 261,873 179,904
プロミス 225,712 252,951 260,000 191,000
アイフル 197,565 199,353 206,155 161,111
22・3 23・3 24・3 25・3
アコム 233,458 309,619 430,377
プロミス 216,300 305,789 354,705
アイフル 210,014 301,183 338,657

新規契約者の数は、プロミス、アコム、アイフルで増加しています。

2021年3月期は、新規申込数が激減しましたが、2022年3月期は、各社、広告宣伝費を増やしたり店舗数を増やして、新規顧客の獲得に力を入れたことで獲得件数が以前の状態に戻りました。

2023年3月期は、新規申込数が大幅に伸びたことで、新規顧客数も過去にないほどに伸びました。2024年3月期も引き続き新規会員数の増加が続いています。

申込者の審査通過率

大手消費者金融は、申込者の審査通過率(成約率)も公表しています。

2024年1月~3月の大手消費者金融の審査通過率は以下の通りです。

消費者金融 1月 2月 3月
アコム 39.4% 40.6% 39.5%
プロミス 34.8% 36.9% 35.6%
アイフル 37.2% 36.1% 36.0%

アコムマンスリーレポートプロミス月次データアイフル月次データ

毎月発表されていますが、以前と比べて月によって通過率にバラツキが出るようになっています。

審査基準は各社違っており、月によっても通過率が異なりますが、大手消費者金融は平均すると30~45%の通過率になります。

消費者金融では、申込者の3人に1人ぐらいの割合で審査を通過していることになりますが、2020年以降は審査が厳しくなっています。

銀行カードローンの成約率は10~20%と言われています。2017年以降、銀行の審査が厳しくなっていて審査に落ちる人が増えています。

消費者金融は、パートやアルバイトでも申込みすることができ、学生アルバイトの申込みもOKです。年収条件もないので、銀行カードローンよりも申込みしやすいと思います。

私が使っているカードローン
プロミスのおすすめポイント
プロミスカード
  • 原則、勤務先への電話確認なし
  • 最短3分で融資
  • カードレス契約も可能
  • 原則24時間最短10秒で振込融資
  • 学生アルバイトでも借りられる
  • クレジット機能付きのプロミスVisaカードあり
  • SMBCグループ
※審査結果によっては電話による在籍確認あり
※申込時間や審査により希望に添えない場合あり

この記事の著者(専門家)

株式会社アルビノ代表取締役。ファイナンシャルプランナー。埼玉県飯能市出身、1978年12月25日生。趣味は登山。Webライター歴23年。カードローン利用歴16年。現在は消費者金融3社、銀行カードローン3社の契約あり。
個人で自動車ローンや住宅ローンを利用したことがあり、起業してからは法人で銀行融資や日本政策金融公庫の一般貸付、マル経融資で借りた経験があります。
FP技能士、宅地建物取引士、日商簿記検定、証券外務員の資格を保有。
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