時給計算ツール

計算結果をPDF出力できるようにしました。

時給から日給、月給、年収を計算したり、月給から時給を計算できるツールです。

残業代の時給を調べたい方は、「残業代の計算ツール」をご覧ください

時給から月給計算するときの早見表

時給をもとに、1日1時間～12時間働いた場の日給と月給がわかる早見表を作成してみます。月給は1ヶ月の出勤日数を20日に設定しています。

早見表の計算方法

日給＝時給×1日の勤務時間

日給は時給に1日の勤務時間を掛けています。

月給＝日給×1ヶ月の勤務日数（20日）

月給は日給に1ヶ月の勤務日数を掛けています。早見表では1ヶ月20日勤務で計算しています。

年収＝月給×12ヶ月

年収は月給を12ヶ月で掛けています。時給に年間の勤務時間を掛けてもよいのですが、通常は給料を月給でもらうものなので、1ヶ月単位で考えています。

このページの自動計算ツールも同じ計算式になっています。端数は1円未満で切り上げています。

月給を時給換算するときの早見表

月給を日給や時給に換算するときの早見表です。1日の勤務時間は8時間、1ヶ月の出勤日数は22日で計算しています。

早見表の計算方法

日給＝月給÷1ヶ月の出勤日数（22日）

日給の計算は、月給を1ヶ月の出勤日数で割っています。

時給＝月給÷1ヶ月の勤務時間（176時間）

時給の計算は、月給を1ヶ月の勤務時間で割っています。1ヶ月の勤務時間は、1日の勤務時間と1ヶ月の出勤日数を掛けています。

このページの自動計算ツールも同じ計算式になっています。年収は月給を12ヶ月で掛けています。

アルバイトの時給計算

パート・アルバイトは時給で給料が支払われます。時給とは1時間あたりの給料のことですが、勤務時間は1分単位で計算しなければなりません。

15分単位や20分単位で計算している企業もありますが、違法の可能性があります。

1ヶ月の労働時間を合計した時間に1時間未満の端数が出た場合は、30分未満は切り捨てて、30分以上は1時間に切り上げることもできます。

ただし、30分未満は切り捨てて、30分以上をそのままの時間で計算するようなことはできません。30分未満を切り捨てる場合、30分以上だったときは1時間に切り上げなければなりません。

端数処理ができるのは1ヶ月の労働時間においてなので、1日単位や1週間単位で端数処理することはできません。

アルバイトの割増賃金

アルバイトでも1日8時間、1週間40時間を超える時間を労働させた場合は、割増賃金（残業代）を支払う必要があります。

時間外労働に対する割増賃金は、通常賃金の1.25倍です。

深夜労働とは、夜10時～朝5時までの労働のことです。この時間帯は通常賃金の1.25倍の給与を支払う必要があるため、深夜の時間外労働は、深夜労働と時間外労働を合わせた1.5倍の給与を支払う必要があります。

休日出勤とは法定休日に労働させた場合のことで、残業と同様に割増賃金を支払う必要があります。労働基準法では、1週間に1回以上、または4週間に4回以上の休日を与えなければならないことになっています。

アルバイトの月給の計算例

月給＝日給×1ヶ月の労働日数

日給＝時給×労働時間＋割増賃金

アルバイトの給料は、1ヶ月分の月給で支払われるのが通常です。

時給1,100円で1日4時間、月20日働いた場合
1,100円×4時間×20日＝88,000円

アルバイトでも月8.8万円以上の給与を支払うときは、源泉徴収税（所得税）を天引きする必要があります。

年収が103万円以下の場合は、所得税が発生しません。確定申告することで払いすぎた税金は戻ってきます。

アルバイトの社会保険

パート・アルバイトでも一定の条件を満たす人は、社会保険に加入しなければなりません。

社会保険とは、厚生年金保険、健康保険、介護保険、雇用保険のことです。

全ての条件を満たす必要があるので、月額賃金が8.8万円を超えていても週の労働時間が20時間未満なら、社会保険の加入義務はありません。

従業員が100人以下（2024年10月からは50人以下）の中小企業は、労使合意に基づく任意の適用となります。

月給ごとの社会保険料は以下のようになっています。勤務地が東京、年齢が40歳未満で計算しています。