豊橋市は、家族や友人、ひとり旅など、どのようなパターンでも楽しめる観光スポットがあります。

豊橋市の初級編のような王道スケジュールで、定番観光地を満喫してきたので、初めて訪れる方は参考にしてみてはいかがでしょうか。実際に利用したお得情報やグルメなども合わせて紹介します。

豊橋市の観光スポット

豊橋市は、愛知県の東南端に位置し、南は太平洋、西は三河湾に面していて、温暖な気候で、都会と自然が共存する街です。

実際に私が訪れた場所は、親子、友達、夫婦やカップル、お一人様など、様々な組み合わせで幅広い世代の人たちとすれ違いました。豊橋観光では、年齢や性別、人数など、どのようなパターンでも満喫できること間違いなしです。

吉田城

吉田城は、豊橋市の中心部に位置する豊橋公園の中にあります。豊橋公園と隣接する市役所の敷地は、旧吉田城址です。

公園内には、吉田城の他に、抹茶がいただける「三の丸会館」や「豊橋市美術博物館」、テニスコート、グランドなどがあり、緑豊かな憩いの場として市民に親しまれています。

現在、川のほとりに建っている吉田城の鉄櫓(くろがねやぐら)は、昭和29年に模擬再建されたものです。

吉田城は、1505年に牧野古白によって築城され、その後、1590年に池田輝政が10年かけて整備しましたが、天守を築く前に播磨姫路へ移封されたので、未完のままに至っています。そのため、天守の役割を鉄櫓が担っていたのではないかと言われています。

内部は、資料館になっていて、開館時間は午前10時~午後3時までで、入場は無料です。

屋内には、吉田城本丸の復元模型や石膏模型、甲冑、羽織、実際に触れる能面などの展示物があり、無料とは思えないほど豊富な内容でした。

鉄櫓の最上階は展望室になっていて、窓越しから一級河川の豊川が望めます。

吉田城

豊橋市視聴覚教育センター・地下資源館

豊橋市視聴覚教育センターは、プラネタリウムが併設されている化学教育施設です。

豊橋市視聴覚教育センター

建物の1階は、体験型の化学展示物があります。子供が科学に興味を持てそうな、好奇心や探求心をくすぐられる仕掛けがいっぱいです。これらの展示物は、全て無料で遊ぶことができます。

子供たちの邪魔にならないように、様子を伺いながら体験してみました。

背筋力を測る装置では、少しムキになって3回も計測し直しましたが、思うように記録が伸びませんでした。

館内の2階は、プラネタリウムがあります。

視聴覚教育センターの入館料は無料ですが、プラネタリウムを観覧する場合は、次の費用がかかります。

観覧料 金額
大人 300円
中学生以下 100円

豊橋市地下資源館

豊橋市視聴覚教育センターと隣接している洞窟のような地下1階への入口は、地下資源館に続いています。資源館へ続く入口は、紀州鉱山の坑道を模していて、鉱山を探索するような感覚になります。

地下資源館には、世界中の鉱物や鉱石などが展示されていて、子供だけではなく大人も興味を惹かれる展示になっています。

地下資源館は、予想以上に見どころ満載な施設でした。今回の観光で、地下資源館の滞在時間を1時間と予定していたのですが、実際に来てみると、もっと時間を取っておくべきだったと反省しました。途中からは、足早に見て回ったにも関わらず、予定時間を余裕で超えました。

館内は、資源とエネルギーをメインテーマに、次のようなコーナーがあります。

地下資源館のコーナー各種
  • 鉱物・鉱石コーナー
  • 宝石コーナー
  • 地下資源コーナー
  • 体験コーナー
  • 鉄コーナー
  • 海洋開発コーナー
  • 未来エネルギー・・・など

    一緒に行った息子は、人気ゲームの「マインクラフト」に出てくる、アイテムを作るダイヤモンドやアメシスト、建築に使う玄武岩や方解石など、ゲーム内で採掘したことがある鉱石や生成場所などを思い出しながら見入っていました。

    地下資源館は、資源やエネルギーについて分かりやすく展示してあるので、気軽に楽しみながら見学できます。

    とよはしプラネタリウム

    のんほいパーク(豊橋総合動植物公園)

    豊橋総合動植物公園は、動物園と植物園、遊園地、自然史博物館がひとつになった総合公園で、豊橋市民からは「のんほいパーク」と愛称で呼ばれています。

    園内は、大人の足でも疲れてしまうほどの広さなので、4つの施設をやみくもに歩くのは無謀です。公式サイトから園内マップを確認するか、園内に設置してある地図を一度確認して、おおまかにでもコースを考えてからスタートすることをおすすめします。

    動物園

    動物園ゾーンでは、ゾウやライオンなど、人気の動物をはじめ、多くの動物を生息地に近い環境で、間近に見れるような工夫がされています。

    とても暑い日だったので、サルもゆったりとした動きで水を飲んでいました。私たちは、ガラスを隔てた屋根のある日影から、じっくりと観察できます。

    動物たちのえさやり時間に見物すると、食事する姿が見られます。ホッキョクグマの動きも、暑さのせいかのっそりとスローで、全く魚を捉えられないので思わず応援してしまいました。

    エアコンの効いた爬虫類館で涼みながら見ていたら、ガラスに顔を押し付けて涼んでいるオランウータンがいてビックリしました。内側から見ると、窓ガラスに顔面をぶちゅって変顔して遊んでいる子供のようです。

    外の気温が高かったので、どうしてもエアコンが完備された動物の観察時間が長くなってしまいます。

    暑さを覚悟して来園しましたが、随所に日影のある建物や温度管理された動物の建物があるので、ぐったりすることなく楽しく見て回れました。

    遊園地

    遊園地ゾーンは、定番の観覧車やメリーゴーランドなど、13種類のアトラクションがあります。

    アトラクションによって利用金額に違いがありますが、大人は1回100円~300円で、一定の乗り物に乗り放題のチケットは、大人1,000円、子供500円と大変お得です。

    植物園

    植物園ゾーンは、屋内と屋外があり、屋内は6つのジャンルにわかれていて、テーマごとに違う世界を旅行しているような気分になれます。

    左上:サボテン 右上:大温室
    左下:スイレン 右下:果実

    果実の部屋では、知っているフルーツが食べごろを向かえる前の状態で実っているので、探すのが楽しかったです。バニラがツタになっているところを初めて見たので、じっくりと観察してしまいました。

    自然史博物館

    自然博物館は、特別企画展が行われている場合、そのエリアを見る人は追加料金が必要ですが、通常の展示エリアは、追加料金が不要なので、のんほいパークの入園料のみで見ることができます。

    無料の常設エリアだけでも十分な見応えがあり、迫力のある恐竜やマンモスの全身骨格に圧倒されてしまいます。

    館内には、地球誕生から現在までをたどる4,200点以上の展示物があり、恐竜や隕石、化石など、触れることができるものもあります。

    私が訪れたときは、男の子たちが、各所に置いてある問題に次々とチャレンジしていて、間違えると本気で悔しがっている姿が印象的でした。

    自然史博物館には、多くの展示室があり、各部屋の内容は盛りだくさんです。

    自然史博物館の無料展示室
    • 古生代
    • 中生代
    • 新生代
    • 恐竜劇場
    • 自然史スクエア
    • ガラパゴス物語
    • 郷土の自然・・・など

    左上:売店  右上:野外恐竜
    左下:展望塔 右下:カナール

    館内にはちょこっとした売店があり、自然史博物館前には恐竜モニュメントの「野外恐竜ランド」広場があり、水のピラミッドから流れる水路では複数の子供たちが水遊びしていました。

    展望塔には、1階にレストランや売店、最上階にカフェがあるので、お弁当を持参しなくても食事することができます。

    お得なコンビニ前売券

    のんほいパークの入場料は、大人600円小中学生100円ととても安いのですが、前売券を購入すればさらに2割引きで入場することができます。

    料金 一般 前売券
    大人 600円 480円
    小中学生 100円 80円
    未就学児 無料

    のんほいパークの前売券は、のんほいパークや豊橋市役所で購入した場合、購入した翌日からしか利用できませんが、対象のコンビニで購入すると当日から利用することができます。

    私が前売券を買ったコンビニは、ファミリーマート豊橋西口町店で、のんほいパークに向かう途中にありました。前売券は現金のみの取り扱いで、お店の人の話では、「毎回ある訳ではなく、たまに売り切れる」とのことでした。

    のんほいパーク

    豊橋市のグルメ

    関東圏に住んでいる私は、豊橋グルメが人生で初めて出会うメニューばかりだったので、良いものが知れて経験値がアップした気分になりました。

    なめし田楽 いちょう

    豊橋名物のひとつ菜飯田楽を求めて、9時からのモーニングメニューで、和定食の菜飯田楽が食べられると知り、いちょう中野店へ来ました。

    店内は、清潔感のある和空間で、入れ替わり立ち替わりでお客さんの出入りがありますが、広々として落ち着いた雰囲気です。

    菜飯田楽を注文すると、上品で穏やかな雰囲気のお店の人から、カラシの有無とドリンクの有無を聞かれました。

    なめしミニ田楽定食(飲み物なし):各700円

    和定食の菜飯は、おにぎりととろろの2種類があります。

    菜飯を口元に持っていくと、匂いだけでおいしいことが分かる良い香りがします。優しい塩味と葉っぱの旨味で、ご飯だけでもおいしくいただけます。ふわふわなとろろは、滑らかな舌触りで、菜飯との相性は文句なしです。

    豆腐田楽を一口でパクつくと、カラシが効いていてむせてしまいましたが、この辛さがクセになります。濃い味噌とカラシの相乗効果で、あっさりなはずの豆腐をガッツリ系に変身させています。

    なめし田楽いちょうの和定食は、菜飯とミニ田楽以外にも、お味噌汁やひじきなど、全てがおいしくて、至福の朝ごはんがいただけました。

    お会計の際にレジ横の冷蔵ケースに、混ぜるだけで菜飯ができる菜飯の素が売っていたのですが、これからまだ予定があるので、泣く泣く諦めることにしました。

    なめし田楽 いちょう

    スパゲッ亭チャオ アピタ向山店

    スパゲッ亭チャオは、豊橋市内と神戸市に7店舗を展開しているあんかけスパゲッティの専門店です。今回は、豊橋のソウルフードを知るために、ショッピングセンターアピタに入っているスパゲッ亭チャオに来店しました。

    日差しが差し込む明るい店内は、お店の人も明るい雰囲気で、優しく丁寧な接客に好印象を持ちます。

    バイキング ランチセット:1,300円
    エビスパ Sサイズ:1,250円

    一番人気のバイキングは、チキンカツとウィンナーのあんかけスパです。ランチタイムは、プラス350円で、スープやライス、みつ豆、サラダ、ドリンクの中から2つを選んで組み合わせることができます。

    エビスパは、麺の量を0.75倍に減らした50円引きでオーダーしました。エビスパは、玉子が敷かれたあんかけスパの上にエビフライが2尾のっています。鉄板にのっているので、いつまでもジュージューと音を立てて熱々のままです。

    初めて食べるあんかけスパは、驚くことばかりです。

    太い麺は、柔らかくてモチモチで、スパゲッティというよりも、うどんやつけ麺の極太麺・・・とも違う、何にも例えられない初めて出会う麺です。

    トロッとした餡も初めて出会う味で、トマトベースなのでしょうか、甘味や酸味は主張していない、スパイシーでピリ辛で複雑な味です。どこの国の何料理かわからない、上手く伝えられない味です。

    注文した2種類のスパゲッティは、鉄板とお皿の器の違いがあり、2つを食べ比べてみると、お皿の方が辛さと酸味を感じたのですが、お店の人に伺うと餡は同じものだそうです。鉄板は、加熱が続く分、スパイスの香りが飛んで少しマイルドに感じるのかもしれませんね。

    チキンカツは、餡を絡めずにそのまま食べてもおいしい味でした。エビカツには、タルタルソースが付いているので、付けても掛けてもどちらでもお好みで楽しめます。

    お得なスパゲッ亭チャオ公式アプリ

    お店の入口に、来店ポイントやクーポンが配信される公式アプリのQRコードが掲示されていたので、待っている間にスマホから登録してみました。

    お会計のときに10%OFFのアプリ画面を提示すると、合計額から割引きされて少しお得に利用できました。

    スパゲッ亭チャオ
    • スパゲッ亭チャオアピタ向山店
    • 【住所】豊橋市向山町字中畑1
    • 【公式サイト】https://ogi-ya.co.jp/restaurant/

    ヤマサちくわ 道の駅とよはし店

    ヤマサちくわの商品は、豊橋を代表する名産品として多くの人から人気があります。愛知県には、ヤマサちくわでイートンできる店舗や実演販売している店舗がいくつかあります。今回、その中のひとつ道の駅とよはし店へ行って来ました。

    ちくわチーズスティック:360円
    竹輪うずらフライ:380円

    道の駅とよはし店では、注文すると目の前でちくわを焼いてくれる焼きたてちくわが販売されています。私が来店したときは、「火を落としてしまったので、焼き時間に6分以上かかります。」と説明されました。

    今回は諦めて、食べ歩きNo.1のちくわチーズスティックとNo.3竹輪うずらフライを購入します。チーズスティックは、塩味がいい具合のチーズとパリッとした皮との相性が抜群で、うずらフライは、ちくわのブリブリ感が倍増されたかのような食感がクセになる逸品でした。

    2つの商品は、食べ歩きしやすい最適サイズで、味も絶品なので、ベスト3は納得のいくランキング結果です。

    ヤマサちくわ
    • ヤマサちくわ道の駅とよはし店
    • 【住所】豊橋市東七根町字一の沢113番地2
    • 【公式サイト】https://yamasa.chikuwa.co.jp/

    豊橋市の特産品(おみやげ)

    道の駅とよはしは、地元の農産物などが揃う「あぐりパーク食彩村」と、地元のこだわり食材を使った飲食店や特産品を扱う店舗が集まった「Tomate(トマッテ)」の2施設が隣接する地域振興施設です。

    道の駅とよはしには、現地でふるさと納税ができる「ぺいふる」が導入されています。ぺいふるは、インフォメーションコーナーで、スマートフォンとクレジットカードを使って、寄付額の3割の商品券を返礼品として受け取り、通常の買い物のように店頭に並んでいる対象商品から選ぶことができます。

    あぐりパーク食彩村とTomate(トマッテ)の2つの施設で購入した豊橋市の商品をご紹介します。

    ピレーネ~ボンとらや~

    ピレーネ(バニラ):195円or210円
    ※2施設で販売価格に違いあり

    豊橋市民で知らない人はいないと言われる「地元認知度120%」のピレーネは、ボンとらやの看板商品です。

    レトロなデザインのパッケージは、豊橋市に誕生してから50年以上愛され続けるロングセラー商品の証ですね。

    スポンジは、懐かしい折り紙を思い出すような角を折ったフォルムで、シフォンケーキのようにふわふわしています。食べてみると、中に包まれた生クリームと一体になって、口の中で消えていきました。

    個包装で手軽に食べられて、バランスの取れた優しい甘さなので、幅広い年代に喜ばれること間違いなしの商品です。

    うずらプリン~菓匠 華月~

    うずらプリン(カラメル・抹茶):各390円

    菓匠 華月のうずらプリンは、その名の通り鶏卵ではなくうずらの卵を使ったプリンです。

    うずらの卵の生産量は、豊橋市を含む愛知県東三河地域が全国シェアの約70%を占め、そのほとんどを豊橋市が生産しています。

    うずらプリンの味は、カラメルや抹茶、チョコ、ほうじ茶の4種類が販売されていました。

    4種類の中から、カラメルと抹茶の2種類を選びました。

    別添えのカラメルをかけずにそのまま食べてみると、クセはなく、なめらかでクリーミーです。うずらの卵は、独特な風味がある印象ですが、このうずらプリンは、うずら特有の匂いや味がしないシンプルでおいしいプリンです。カラメルをかけると、プリン自体の味が薄まりますが、相性抜群で後味スッキリになります。

    上製ちくわ~ヤマサちくわ~

    上製ちくわ(3本入り):291円

    あぐりパーク食彩村には、ヤマサちくわコーナーに多くの練り物が揃っています。チーズ巻や生姜揚半、青じそ揚、カレー揚など、多種多様な練り物の中から、シンプルな上製ちくわを選びました。

    道の駅で食べたちくわチーズスティックを真似して、しその葉のアレンジを加えて作ってみました。

    ヤマサちくわでは、揚げていましたが、私はフライパンに少し多めの油を入れて焼いてみました。本場に負けず劣らずのパリパリ皮とちくわのプリプリ食感が再現され、最高な仕上がりです。

    女神のほほえみ

    女神のほほえみ(2kg):1,330円

    大粒で程よい甘味がある女神のほほえみは、2018年に「豊橋1号」として品種登録された豊橋生まれのブランド米です。

    あぐりパーク食彩村で女神のほほえみ2kgがラスト1点だったので、慌てて購入しましたが、隣のTomate(トマッテ)には、3kg2,000円と300g518円など、別サイズのものが販売されていました。

    炊く前から粒が大きいことが見て分かるほどのサイズ感でしたが、実際に食べると一粒一粒がしっかりとした大粒な食感が楽しめます。

    女神のほほえみは、粘りがあり、冷めてもおいしいので、おにぎりやお弁当にもぴったりです。

    豊橋市SDGs

    株式会社アルビノは豊橋市SDGs推進パートナーです。

    豊橋市のSDGs(持続可能な開発目標)に関する取り組みはこちら。

    令和4年度には、「企業への就職情報サイト掲載費用助成」に寄付させていただきました。