出社せずに家で仕事をすることを「テレワーク」「在宅ワーク」「リモートワーク」など、様々な呼び方をします。細かいことを言うと、在宅ワークは自宅で勤務することで、リモートワークは会社から離れた場所で勤務することで、在宅やリモートも含めた働き方がリモートワークです。
私は、毎月4回程度会社へ寄りますが、基本的にリモートワークのパート勤務です。
リモートワークの1日の過ごし方やメリット、デメリットなど、実際に体験してわかったことをまとめました。
リモートワークのタイムスケジュール
リモートワークを始めた当初は小学生だった子供が、7年を経過して中学生になりました。今は、保育所や小学校への送りや見守りがなくなったので、鬼のような朝の忙しさが減りましたが、夕方の時間帯が忙しく変化しました。
リモートワークは、時間の融通が効くので、ライフステージが変わってもスムーズに対応できます。下の子が中学生になった現在のタイムスケジュールを紹介します。
平日のスケジュール
平日の自宅勤務のスケジュールは、次のようになっています。
- 05:30 朝食と弁当作り
- 06:00 朝練がある子供の朝食
- 07:00 電車通学の子供の朝食
- 08:00 テレビ番組に合わせて朝食や洗濯
- 09:00 社会人の子供の朝食
- 09:10 仕事開始
~12:00終了 - 12:00 昼食や買い物などゆったり
- 14:00 仕事開始
~17:00終了 - 17:00 風呂掃除や夕食準備
- 18:00 塾に行く子供の夕食
- 19:00 塾の送り
- 19:30 家族で夕食
- 21:50 塾の迎え
- 22:00 子供の夜食
- 23:00 就寝
平日の仕事時間は、9時から17時までですが、途中で、買い物へ行ったり、洗濯物や布団を取り込んだり、見逃したテレビ番組を見たり、お昼寝したりと、主婦業とひとり時間を織り交ぜながら働いています。
子供が大きくなった今、何の予定もない平日は、穏やかに過ごしています。歯科や眼科、整形外科など、子供の病院通いが始まると、付添う必要があるので、放課後時間が慌ただしくなります。
夕食の時間も合わせられるときは、待っていることもありますが、19時半と20時半の2部制になることが多いです。
週末のスケジュール
平日の家族がいない昼間に、ランチや買い物など好きに過ごしたときには、週末にリモートワークすることがあります。子供が大きくなると、週末にいないことも多くなり、家に居ても遅くまで起きてこないことや自分時間を充実させているようで、私は仕事をすることができます。
ある日の週末スケジュールは、次のようになっています。
- 05:50 朝食と弁当作り
- 06:20 試合がある子供の朝食
- 06:30 部活がある子供の朝食
- 07:00 洗濯や昼食の準備
- 08:00 仕事開始
~10:00終了 - 10:00 子供の試合観戦へ
- 12:30 帰宅して昼食
- 14:00 仕事開始
~17:00終了 - 17:00 夕食の準備
- 18:00 夕食や入浴など家族団らん
- 22:00 就寝
週末は、家族の動きに合わせてスキマ時間に仕事するので、いつでも中断できる内容や細切れのタスクを選ぶようにしています。
週末の昼食は、家族それぞれの出かける時間や帰宅時間に違いがあるので、丼ものや作り置きなど、すぐに出せるものや勝手に食べられるものが多いです。
私の家は、リビングに家族が集まっていることが多いので、誰かが仕事や勉強を始めると、つられてやり始めることがあります。心のどこかで「あぁ勉強(仕事)しなきゃなぁ」と思っているタイミングで作業されたら、各々が刺激を受けますよね。
リモートワークのメリット・デメリット
リモートワークには、メリットとデメリットがあります。しっかりと把握すれば、メリットを効果的に活かし、デメリットに対して対策することができます。
リモートワークのメリット
コロナウイルスの影響で緊急事態措置が呼びかけられたときには、リモートワークの仕事で良かったと心から思いました。普段から在宅勤務なので、子供だけで留守番させる心配や、仕事量が減る不安が少なかったからです。
リモートワークによって従業員が得るメリットには、次のようなことがあります。
- 通勤時間を省ける
- 慣れた空間で仕事ができる
- 時間に融通が効く
- 社内コミュニケーションが最小限で済む
通勤時間を省ける
リモートワークは、会社へ通勤する必要がないので、通勤時間の短縮はもちろんですが、電車での混雑や遅延、マイカーでの悪天候や渋滞など、通勤での精神的なストレスから解放されます。
慣れた空間で仕事ができる
私は普段、自宅で仕事をしているため、仕事机から手の届く範囲に必要なものがほとんど揃っています。出勤のたびに持ち物確認や荷物を持ち歩く必要がないので、気楽に仕事に取りかかれます。
資料などを床いっぱいに広げたまま中途半端で中断しても、誰にも気兼ねすることがないので、気軽に休憩に入れます。
自由な時間に働ける
時間に融通が効くので、急な日程変更があったとしても、別の日付けや時間へ就労時間を組み替えやすいメリットがあります。
子供に手術が必要な病気が判明したときには、入院前に血液検査やMRI撮影、麻酔説明など、何度も通院する必要がありましたが、どの日時を指定されても都合がつくので、リモートワークの働き方は有難かったです。
社内コミュニケーションが最小限で済む
従業員同士が対面しないので、煩わしい人間関係に悩むことが減ります。会議や集まりが少なくなり、必要最低限の調整のみで無駄な時間が省かれるため、仕事がはかどります。
リモートワークのデメリット
好きな場所や好きな時間に仕事できることは、良いことだらけのようにみえますが、家族が長期休みのときは特にオンオフの切り替えができずに、仕事が思うように進まなくなります。
リモートワークによって従業員が被る具体的なデメリットには、次のようなことがあります。
- 勤怠時間を確保する必要がある
- 勤務態度をきちんとするのが難しい
- プライベートが仕事になることがある
- リモート会議は音に気を使う
- コミュニケーションが希薄になる
勤怠時間を確保する必要がある
出社しているときには、会社に着いたら仕事開始、何分まで休憩などと、勤務時間がはっきりしていて、休憩はいつ取ったかなど、自然とワークスタイルが確立しているものです。自分一人での在宅ワークは、意外とその時間の確保が難しくなります。
私の場合、自宅へ急に訪れる来客に、予定外に時間を奪われることが多くあります。学生の長期休みや短縮授業の時期も、日常の仕事のペースが乱れて予定の時間が確保しずらくなります。
勤務態度をきちんとするのが難しい
人の目がないところでの作業は、集中できるときもありますが、集中力が切れたときにいくらでも怠けてしまうデメリットがあります。
リモートワークは、自分で律しないといけないので、自己管理するために強い意志が必要です。
プライベートが仕事になることがある
在宅ワークは、プライベートな空間で仕事するので、仕事のオンとオフの切り替えが難しくなります。
夜、晩酌しているときに、「お手すきな時に~」と仕事連絡があると、今できないこともないけどと一瞬頭をよぎり、すぐにできることならと要望に応えることがあります。
リモート会議は音に気を使う
家族がいない時間のリモートワークは問題ないのですが、オンライン会議など打ち合せ時に家族がいると、相手にも家族にも神経を使います。
私の場合、扉一枚挟んだ部屋ですが、おそらく会話は隣にいる家族に聞こえていると思います。
コミュニケーションが希薄になる
リモートワークは、煩わしい人間関係に悩むことが減少する一方で、社員同士がコミュニケーション不足になる心配があります。
私は、LINE WORKS(ラインワークス)やChatWork(チャットワーク)などのツールを使っていますが、文章で伝えることが苦手なので、最初の頃は意思疎通に苦戦しました。
リモートワークでは、「会ったときに確認しよう」などとちょっとしたやり取りがないので、連絡する程のことかどうか判断に迷います。日常的に顔を合わせていないので、自分が困ったときに質問しづらい傾向があります。
テレワーク実践企業
株式会社アルビノは全社テレワークを実践しており、地方創生テレワークやテレワーク東京ルール、テレワーク月間に参加しています。
株式会社アルビノでは、フルリモートで働ける環境を整え、全国どこにいてもパフォーマンスが発揮できる職場づくりをモットーにしています。